ネーミングのセンス

名は体を表す・・・虫をケアしてどうするの・・・
新商品のネーミングはとかく難しい。
一発で商品名がイメージでき、尚且つ、斬新で、そしてシンプル・・
さらには不快感がなく、誰にも簡単に覚えてもらい愛されねばならない。
嫌な臭いが消えるから、消臭剤、分かりやすくてシンプル。
ハエや蚊を退治するから殺虫剤、実に簡単明瞭で、
商品名には最高だと思っていたのだが・・・・
「殺」なんて文字が入っているのは・・・「人体に有害なイメージを持つ」
「使うのが怖い」と文字を見て商品を毛嫌いする人が・・・
全国20代から60代男女500人への調査で半数近くいた・・そんな理由で、
「殺虫剤」改め「虫ケア」にするそうな。
日本家庭用殺虫剤工業会によると、ハエ、蚊、ゴキブリ、シロアリなどの
害虫駆除剤の市場規模は約820億円と頭打ちが続いている一方で
蚊が媒介するテング熱などの流行で、害虫駆除の関心は高い。
業界としてはネーミングを変更することで、マイナスイメージを払拭、
市場の拡大につなげたいとの思いが背景に・・・(朝日1/26)
メーカーの思惑は明確だが、殺虫剤は害虫を始末することだが
ケア・・・となると、注意、用心、あるいは心遣い、配慮、
または世話すること、介護、看護の意味です。
虫ケア・・・となると、害虫をアフターケアするって意味になりませんか?
意味が製品の性格と真逆になってしまいませんか?
その方が消費者にとっては紛らわしいと思いませんか。
アンケートの内容が開示されていませんので、分かりませんが、
殺虫剤の名前に悪いイメージを持っている人たちは、
ネーミングのせいで、殺虫剤を購入しないのでしょうか。
であれば、製品の効能効果が問われているのではと思うのですが。
商品に如何なるネーミングを付けるかは、メーカーの自由ですが。
殺虫剤が虫ケア(介護)は如何なものかと思う。
「虫コロリ」でも「虫退治」でも「虫カット」でも虫ケアよりは・・Goto

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