経常収支黒字

人は知ることを知って変化に対応することができる。
このブログの定番です。国際収支についてのコメントは。
なぜかと申しますと、この国の繁栄が維持できるかどうかは、
国際収支が黒字であることが最低の条件だと思っているからです。
国際収支とは・・・三つの収支から成り立っています。
企業の海外子会社などとの間の配当金や利子などの支払いや受け取り状況を示す「所得収支」
訪日外国人客の消費から日本人が海外で使ったお金から差し引いた「旅行収支」
そして、モノの輸出入の差し引きを示す「貿易収支」です。
2017年度。去年の4月から今年の3月までの国際収支は21兆7362億円の黒字。
リーマンショック前年の07年度(24兆3376億円以来・・10年ぶり。
統計を取るようになって、三番目の規模だそうだそうす。
取り分け、旅行収支の黒字額は、前年比47.5%増の1兆9325億円で
96年度以降で最高額を更新。観光立国をめざす成果です。
旅行を含むサービス収支全体の赤字額も56.4%減の6029億円と大幅に縮小、
18年度には初の黒字転換も視野に入りました。
その受け皿として全国の観光産業関係者の努力が着実に実っているといえます。
17年度・黒字は国家を上げて頑張った結果です。大いに喜びましょう。
国家を一軒の家、家庭だと考えてみて下さい。
支出よりも収入が多い家計は、衣食住を充実させ、子供の教育にも、
祖父母の福祉にも費用を掛けることができるではないですか。
私は、なぜ、メディアが国際収支が大幅な黒字を達成したことを・・
大々的に報じないのか疑問です。国民はその実態をしっかりと理解するべきです。
そして、国際収支の価値を理解して、外国人観光客を真摯にもてなすことの必要性や、
中東情勢が不安定になると石油などの原資価格が高騰し、貿易収支が赤字になること。
その結果、国際収支に影響を与え、日常生活に支障をきたすことを理解すべきです。
そんなことは、わかっている。あるいは理解しているとの前提で、そのことを・・・
報じないとするならば、それこそ、国力の低下を招きかねません。
この国は超高齢社会です、同時に成熟国家にならねばなりません。
成熟社会とは、国民一人ひとりが知るべきことは知っている社会です。
人は「知ることによって、変化することができる」からです。
国際収支の黒字化を素直に喜び、次に繋げたいものです。Goto

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