全国不登校新聞・・創刊20周年を祝す。

ネットはリアルと融合してこそ、その役割を果たす時代です。
いつの世もそうなんでしょうねぇ。
次々に新たなモノが誕生し、古いものは色褪せてゆく・・メディアの世界もそうです。
取り分け、業界紙・・・時代が新聞というツールを必要としなくなったのか。
それとも、ネットに移行することでこと足りるのか・・・一抹の寂しさを覚えます。
でも、業界紙とは少し違うかも知れませんが、頑張っている新聞もあります。
今月で創刊20周年を迎える「不登校新聞」です。
ニートや引きこもり、不登校などが社会問題化した頃・・・
(今でも、鬱などと並んで重要な心の病です)
不登校の子や家族を支えようと、1998年5月、学校に行っていない子供や
その保護者たちでつくる市民団体が創刊・・・翌年からはNPO法人
「全国不登校新聞社」が月2回、タブロイド判で3100部発行。ウェブ版とも月額820円。
「学校に行けない僕のキモチ」「不登校だった私が母親になって」といった
不登校や引きこもりを経験した人たちの声を・・・不登校経験者たちが取材し、
発行されている。紙面には著名人の執筆も多く掲載され、相談先の紹介や、
不登校関連の書籍情報も取り上げている。(読売)
紙で発行するよりも、ウェブの方が手間も掛からずコスト易く済む
それに即効性もある。紙はやめた方が良いのでは、そんな声も聞こえますが、
同新聞は頑なに紙版を発行し続けています。
関係者に直接伺ったわけではありませんが。
ウェブの良さだけで・・合理性だけで・・紙面の意図が伝わるだろうか。
紙を無くしたら・・・「悩んでいる子どもたちの気持ちに寄り添う大切さが、
薄れてしまうのではないか」・・・情報の温もりが霧散するのではないか。
そんな読者の思いが、新聞を発行し続けている理由ではと思う。
昨今、ネットで本当に情報が伝わるのか。
ネットにはどこかよそよそしさが付き纏う・・
リアルと組み合わせ瞬時の情報とじっくり味わい思考する情報が、
情報の価値をより一層際立たせるのでは・・・そんな動きが顕著です。
新聞を古いメディアと申しませんが、
時代にマッチした読まれ方や価値が生まれていると思うのですが。
全国不登校新聞社・・創刊20周年をお祝い致します。頑張って下さい。Goto

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