一寸の虫にも五分の魂

久々に上から目線の面白い広告が日経新聞に掲載されました。
五月も今日で終わり・・・
今月は連休あり、私事でバタバタすることもありで、落ち着いて仕事することができず・・・
アッと言う間に通り過ぎました・・これではいかんと気を入れ直しています。
気合いといえば、久々に臆することもなく・・
日経の読者なら、このくらいのことは分かるだろう・・と上から目線の
勇気があると申しますか・・・自信満々「どうだ」そんな声が聞こえる広告に出会いました。
(写真参照)
コピーを紹介します。カッコ内は私の独り言です。
買うまでが広告です。・・・(広告の本質ですね)
企業が広告を出す。たとえばこの新聞広告。
あなたは読者として見ています。
それだけでは何も生まれません。・・(上から目線ですねぇ。凄い)
へぇと思ったら、お店で買ってみる。(買えって言うんです)
そうしてはじめて、広告は広告としての使命を全うするわけです。(そりゃそうだ)
経済の敵は、その無関心。わかりますよねぇ。(経済とは・・・大きく出ましたねぇ)
企業からの単なる一方通行メッセージの虚しさたるや。(嘆き節も)
さぁ、考えてもみてください読者の役割。(読者に説教ですか?)
金鳥はゴキブリのイラストさえ不快だというお客様の声にお応えして
外装フィルムが剥がせる「脱皮缶」を開発しました。
いわば、パッケージのゴキブリをも退治したと言えましょう。(ドヤ顔がみえます)
さて、賢明な日本経済新聞の読者みなさんなら、おわかりでしょう。
自らがみな発信源となれるいま、さらに成熟した読者の役割とは何か・・・
拡散するまでが広告です。・・・・・(広告の真髄はついているのですが・・)
どう思われますか、この広告・・・ゴキブリが這い出てくる季節、
殺虫剤を買いなさいっていう商品広告ですが。
私には「脱皮缶」機能って、過剰包装だとしか思えないのですが。
ゴキブリの絵が付いているから不愉快・・だから買わないっていう人は
ゴキブリと共存しても仕方ないと思う人です。本当に嫌なら・・殺虫剤は必要ですから。
殺虫剤の本来の機能はゴキブリを確実に斃すことができることです。
本題は大丈夫なのでしょうか。ちゃんと、殺虫効果はあるのでしょうか?
でも、この広告。切り取り線に沿ってハサミを入れ、スマホで撮影すると、
買ったような錯覚に捉われる仕組みにもなっています。
面白い広告技法ですが、でも、そうです。殺虫剤はゴキブリの命を奪う商品です。
「一寸の虫でも五分の魂」ゴキブリも嫌われたくて生きているわけではありません。
殺生することに思いをいたす。そんな広告であった方がと思うのですが。
兎にも角にも、明日からは向夏の6月です。
この広告会社のチャレンジを受け入れたスポンサーに敬意を表しましょうか。Goto
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5/25日本経済新聞

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