夏休みはラジオ体操・・・

東京五輪とサマータイム制導入・・・無理筋ですね。
夏休み真っ只中です。早起きして、涼しい内に宿題を片付け・・
休みの予定を順次消化していく・・それが夏休み。子どもの過ごし方です。
その前提は、眠い目をこすりながらもラジオ体操に出掛けることでした。
それが・・・どうなっているのか。この地方だけなのか?
ラジオ体操はお飾りになり・・・夏休み早々の1週間と終わりの週の
2週間だけで後はなしだそうです。なぜ・・と問うと、世話する側に事情があり、
共働きの親が多くて連日は難しいからだそうです。
ラジオ体操は学校の行事でもない、地域で自主的にやるもの・・
世話する人がいなければ、誰も強制できない。
こんな時こそ、リタイアして暇な高齢者の出番だと思うのだがそうもならないらしい。
夏休みに早起きしなかったら生活が乱れるのではないか。そんな心配がよぎる。
安倍首相は夏期に全国一律で時間を早めるサマータイムの導入を
検討するよう自民党に指示をだした。
サマータイム制は過去、1948年からGHQの指示で4年間導入されが、
「労働強化につながった」だけだとの反発で廃止された。
その後、何度も政治の遡上に載ったが、国民生活が混乱するのではと、
沙汰止みになり実現に至らなかった。
今回は、東京五輪の「暑さ対策」とし、五輪組織委員会が提案した。
五輪は一過性の行事、それが理由で、サマータイム制を敷くのは無理筋だと思う。
そもそもというつもりないが。日本で最も暑い時期である梅雨明けの7月後半から
8月上旬に掛けて開催することが問題。64年の東京大会のように10月10日にすれば、
秋晴れの爽やかな日に選手にも観光客に楽しんでもらえるのに。
と思うのですが。IOCは米国の放送権収入をあてに・・7月末開催に決めた。
あまり選手のことや、競技環境は関係ないのです。そんなIOCです。
組織委が屋外選手の負担に配慮する姿勢を示すなら競技時間を繰り上げれば良い。
「地球環境をどう維持していくのかという大きな見地で五輪を最大限、
日本レガシーにして欲しい」と組織委が要請しての首相の指示だそうですが、
どうもピントが合っていない。マラソンのスタートを5時にするだけです。
早朝のスタートで誰が困るのでしょうか。
因みにですが、欧米ではサマータイムが広く導入されています。
欧米ではサマータイムとは言わずに「デイライト・セービング・タイム」と呼び
夏を中心に日照時間が長い時間帯を有効に使うのが本来の目的です。
五輪の屋外選手の負担解消などという目的にレガシーがあるとはとてもとても・・
夏休み、ラジオ体操を中抜きしてやらないなら、
子どもを早起きさせるためにも、早朝五輪は価値があるのではないでしょかねぇ。Goto

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