金足農業の選手には・・・稼げる農業の雑草軍団に育って欲しい・・・・
甲子園・100回記念の高校野球が大阪桐蔭高校の優勝で終わりました。
投手と打者、二刀流で優勝の立役者となり大活躍した大阪桐蔭の根尾昴選手。
・・・岐阜・飛騨市生まれ。地元から応援バスも出る盛り上がりでした。・・優勝おめでとう。
夢はプロ野球選手、秋のドラフトが楽しみです。我らがドラゴンズに期待します。
決勝戦、金足農。東北秋田、全員が秋田出身、公立高校、それも農業高校。
大黒柱の吉田輝星投手を中心に雑草軍団と呼ばれ、農業高校では戦後初の決勝進出。
全国的にも注目を集め100回記念に相応しい大会で幕を閉じました。
「寝ていて人を起こすな」・・・金足農業高校に立つ石碑の文。
秋田の農業指導者、石川理紀之助の言葉で、同校の教育方針。
石川の指導は率先垂範「他人任せにするな、何事もまず自分から」です。
全員がのけぞって歌う校歌・・・霜しろく 土こそ凍れ 見よ草の芽に
日のめぐみ 農はこれ たぐひなき愛・・・・農業への愛、そして喜びが詩に溢れる。
彼らの活躍は準優勝には止まらない。農業に目覚めた若者が増えたのではないか。
その意味でも準優勝には農業再生の価値もあると思う。
日本の農業は高齢化に歯止めがかからない。
でも、もう一方では、農産物の輸出が伸びている。
農業は大きな曲がり角にきている。
そのキーワードはIT革命による「農業のスマート化」です。
スマート化とは、IoTとAIを駆使して、生産性を上げる試みです。
農業のIoT化、水田用の給排水バルブはスマホで給排水弁を操作できる。
自動運転トラクターは一人で複数台を遠隔操作できる。
北海道では自動運転トラクターを7台走らせ、コメ一粒の人件費が7分の1に。
AIも実用化。自動運転トラクターでは衝突防止のために使われているし、
農業ドローンでは作物の葉っぱの写真を撮影解析して、病害虫の駆除に寄与している。
スマート化はそれだけではない。多様な人材を活用するダイバーシティを促進する。
農業ドローンや自動運転トラクター化が進めば、農業そのもののあり方が変わり、
様々な人が参入しやすくなる。
多くの人が活躍できる農業に転換できれば、日本の農業は競争力が維持できる。
更には地域農協がスマート化に対応した農機をまとめて購入し
農家がシェアリングできれば「稼げる農業」の仕組みもできる。
もちろん、政府が農業のスマート化を先取りして、ガイドライン整備や規制緩和を
急げばの話であるが。農水省に頑張って欲しい。
金足農業高校の準優勝は、日本農業の救世主になるかも知れない。
願わくば、甲子園での経験を踏まえ、自ら進んで・・・
日本農業スマート化の担い手に成長し、次は農業のフィールドで優勝して欲しい。Goto
コメント