日経新聞の主張

自分か。自国か。世界か。                            
9/11日経新聞に掲載された全ページ広告(写真参照)です。
点写(黒丸)の部分、写真だと思って、遠目で見て下さい。
何に見えますか?人物です。そうです。米国のトランプ大統領です。
米国での9/11は何の日かご存知ですよね。
2001年、9月11日、4機の旅客機が乗っ取られ、ニューヨークの
世界貿易センターに2機がワシントンのペンタゴンに1機が衝突炎上、
ツインタワー全棟が完全崩壊した同時多発テロ事件のあった日です。
この広告はその日に合わせて日経が打った意見広告です。
新聞社が自社の主張を露わにする広告は珍しい。特に日本では。
この広告には日経新聞社のいろんな思いが詰まっています。
一年前には、見えなかった世界がある。一年後には、さらに見えない。………
自分か。自国か。世界か……このコピーに込められた思いは……
トランプ大統領は大丈夫か?このまま、アメリカファースト、自国主義、
自分勝手で良いのか。世界を見捨てる気か。憤りを感じる。
コピーはこう続く……カッコは私の思いです。
考えるあなたが未来だ。
歴史上、存在しなかったような出来事が日替わりで起きている不確実な時代
(その拍車を掛けているのが、米国大統領だと)
あらゆる判断は事実をフェイクが入り交じる膨大な情報の中でなされている。
(自分に批判的な内容を掲載するメディアは全てフェイクと決めつけるな)
価値観が大きく揺らぐ中、情報の質が判断の質を高めると信じて、
世界が一つずつ前に進んでいくための方法をあなたと一緒に考えていきたい。
私たちはNikkeiです。(日経新聞社の覚悟を感じます)
ネットの台頭によりフェイク情報が溢れています。
それを見極めるのが難しい時代です。
人間は身勝手です。その最たる身勝手さを世界一大国の大統領がやるのですから、
世界はたまったものではありません。が、我々だとて、
不都合な情報には頰被りし、都合の良い情報だけを選別する癖があります。
健全な目を持つジャーナリズムを押しつぶすようなことが起これば、
世界の秩序は破壊されるでしょう。
私は言いたい。世界を混乱に貶めている大統領を選んだのは米国民です。
その責任は米国民主主義、中間選挙で示して欲しい。日経頑張れ。Goto   

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9/11日本経済新聞

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