秋の夜長どう過ごす・・・

書店のない自治体が増え続けています。
読書と食欲だけの秋にはもう飽きた。・・・ファッションビルの広告コピーです。
9月、フランスの女優ブリジット・バルドーの誕生月、彼女は40歳を前に引退、
旺盛な私生活を満喫しました。意味は勝手に判断下さい。
台風21号、激しい暴風雨を伴い四国に上陸、関西地区に多大の被害を与え列島を縦断・・・
残暑を道連れにして足速に日本海に去りました。季節は巡ります。
この地方、あれだけ続いた夏日も陰を潜め、夜明けが急に遅くなり、
窓の下には虫の音が響きます。秋ですね。
古希間近の身。旺盛な私生活も貪欲な食生活とも無縁。
秋の夜長、何かと思いを巡らす仕事の頭を休めるには読書が一番です。
私は至って遅読。なかなかページが進みませんが、
何冊かを同時に読み進めるのが私の読書です。
ですから、机の上には読みかけの本が山積み、その山が小さくなると不安で仕方がない。
ですから、新聞の書籍広告や読書コーナーを見て、良いと思う本は大概メモします。
そして、本屋に・・・と申し上げたいのですが、残念ながら、本屋に立ち寄る時間はない。
ネットで購入。本屋の棚を探索、興味のある本を手にするってこともない。
読売新聞(9/3)の「暮らし見る」のページに「消えゆく街の本屋」の特集が。
何となくですが、どんなに忙しくても週に一度は本屋に足を運んでいたが、
めっきり行かなくなった私にも本屋閉店に責任があると後ろめたい気がしています。
2000年、書店数、2万1654店が、2018年には1万2026店と6割以下に減少。
昨年から今年に掛けての一年間で約500が閉店。1日に一店舗以上の書店が街から・・
その結果、書店のない自治体が増え続け、長野県を始め4県の半数を超える自治体に
本屋がないデータを見せ付けられると、書店の数と文化度は関係ないが、妙に淋しい。
同時に紙の出版物、雑誌や書籍の推定販売金額が電子書籍を加えても
13年連続で減少している現実と、書店の閉店が無関係ではない。
国民全体が本を読まなくなっているのではないか。そんな気がする。
では、秋の夜長・・・本と向き合わない人たちは何をやっているか。
本にも食欲にも飽き・・・バルドーではないが旺盛な私生活をチャレンジしているなら、
それはそれで結構なことだが。スマホやタブレットのゲームに夢中だったりだと、
些か以上に淋しい。えっ・・・何を言っているのですか。仕事です。仕事ですよ。
でも、働き方改革で・・・仕事は法度・・・何という世の中なんでしょうねぇ。Goto

コメント

  1. Goto より:

    ご無沙汰です。
    古希になるとびっくりすることが増えるぞ。
    なんて、先輩諸氏に忠告されていますが、
    まずは、笑ってしまうほどに、飛距離が落ちました。集中力が長時間維持できなくなりました。
    仕方がないので、落ちことを認め、短時間集中を心掛けています。Goto

  2. リミスキー より:

    古希と言えば・・・今年に入り、3つのゴルフ場から「古希祝」頂きました。
    69歳になるその年を「古希」とするという考え方でのお祝いです。
    心が引き締まる思いでした。