東京一極集中、地方と都市部との格差拡大にどう対処すべきか?
ローカルに暮らすからだろうか。どうも実感がない。
車で街を走っていても、メイン通りがシャッター街になるどころか、
その場所に何が建っていたのだろうと首を傾げるほどに空き家、空き地が増えている。
それが、この国の景気。2012年、第二次安倍政権が発足してから、
ずーっと拡大が続き、ついに来月まで続くと……
多分続くのでしょう……そうなると「戦後最長の景気拡大」になる……と、
内閣府が「有識者らでつくる景気動向指数研究会」が結論づけた。
因みに「景気拡大」ってどういう状況か………
経済は景気が改善する拡大期と悪化に向かう後退期が交互に訪れ、
好不調の波を繰り返す。景気がピークとなり下降を辿る転換点を「山」、
逆に後退から拡大に転じる時点を「谷」と呼ぶ。
谷から山を経て再び谷に戻るまでを一つの循環という。
山や谷がいつなのかを判断するのは「有識者でつくる景気動向指数研究会」が
景気動向指数などを基に議論し結論をだし内閣府が最終判断する。
現在の景気拡大は12年の11月に戦後15番目の谷となり、16回目の循環に入っている。
ということは、日銀の大規模な金融緩和で円安と株高が進み……
金融危機後の不況から脱した世界経済の持ち直しも重なり輸出が上向いた、
いわゆる、アベノミクスが功を奏しての戦後最長の景気拡大だといえる。
景気動向指数によっての戦後最長………そうなんでしょう。
景気が悪化状況にあるとの認識よりも、拡大しているといわれた方が、
マインドとしては、明るいのだが。指数って、地域性を加味するわけではないので、
日本全体を見ての指数ってことになる。つまりは都市部の数値で決まる。
今の日本経済、政治も文化も教育もあらゆるものがそうであるように、
関東圏が中心で、東京一極集中である。ということは、戦後最長の………とは
東京の景気と言っても過言ではない。
それがわかっているから、政府は地方創生に力を入れるのだし、
東京に集中する税も召し上げて、地方に分配せねばと、考えているのだ。
だから、あの高度経済成長時代の好景気「いざなぎ超え」だと言われても、
地方ではピンと来ないのだ。果たしてこの歪さ、地域間格差を解決する方法があるのか。
ない。残念だが、ない。ではどうするのか、
東京の景気を更に拡大し、その恩恵を地域の都市部にもたらし……
それ以外の地域は、景気の枠の外と考え、都市で頑張って疲れた人々を癒す、
地方は、その受け皿となれば良いと、思うのは私だけか。Goto
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