センター試験の「問題や解答」って読者は読んでいますかねぇ。
ふと気が付きました。名古屋駅10時12分発、東京行、新幹線「のぞみ」の車中。
普段の東京出張は、もう少し早い時刻なのですが、朝から野暮用があり、
面談時間をランチミーティングにしてもらったので、この時間に。
乗車した11号車、ほぼ満席です。
私は持ち込んだ新聞4紙を開き、昨日の記事をチェック。
毎日の山田さんのコラム、日本人は歌が好き。平安の時代から、
で、「光」をテーマにした歌会始めの話題を、なるほどと頷きながら。
日経の核心コーナー。ゴーン元日産会長が、陥った投資の罠。
へぇ、ゴーンさんが特別なのかも知れないが、大企業のトップって、
こんな風に「投資をして個人利得を稼ぐのか」それでも、
日産が再生できたのだから、彼が特段の能力があったのか、
それとも「しがらみ」から解放すれば、日本人の経営者でも
大胆な企業再生ができるのか。などと、唸って、紙面を捲る。
この日は、前日がセンター試験の最終日、各紙の紙面、6ページも割いて、
「問題と解答」を掲載。このページって、毎年新聞の使命のように掲載されるが、
誰が読むのだろうか。少なくとも、センター試験を受けた56万人は読むんだろうね。
でも、彼等って新聞が手に届くところにあるのかねぇ。日常的に新聞に触れてはいない。
学校とか塾で、新聞に解答が掲載されるって教わるのかなぁ。
他には、誰が「問題と解答」に興味を持つのか。学校の先生?それと……塾………
思い当たらないねぇ。新聞社に問いたい、センター試験の問題って、
読者の何%が読んでいるのか、その効用はなんなのか。調査すべきではないか。
ほとんどが読まない。そんな理由で、株式欄も止めたのですから。
惰性で掲載しているとするなら、それこそが新聞購読の減少の原因ではないか。
町内会の年中行事だって、変わっているのですから。
話がそれました。月曜の名古屋駅発、10時12分新幹線「のぞみ」11号車。ほぼ満席。
見渡すと、ほぼビジネスマン。スマホやタブレットをいじっている人が全体の4割
寝てる人が5割。新聞を開いているのは、私だけ。それも、ページをめくる際、
紙擦れの音に迷惑がられ、今時、新聞を新幹線に持ち込むなんて、バカじゃないの。
そんな白い目で見られています。
「新聞命」の私としては、新聞を読んでいることが、
時代遅れに見えるなんて、この国は大丈夫かなぁ。なんて思っています。Goto
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