蓮始めて開く

蓮の魅力を紹介します。

七十二候。小暑の次候「蓮始めて開く」の季節を迎えました。
この地方ではレンコンの生産地、羽島市周辺の沼で蓮の花が見頃です。
蓮を連想しますと、なんとなく、抹香臭いイメージですが……
なかなかどうして。七十二候に数えられるのです。とても魅了的な花です。
私は「蓮のような生き方がしたい」と思っています。
泥から生じ美しい花を咲かせる。まるで、混沌とした浮世に負けず
強く逞しく可憐な花を咲かすなんて、現代にぴったり。
抹香臭いって思うのは、仏教においては御釈迦様の台座となっているからですが、
なぜ、台座かといえば、蓮は「清らかさ」の象徴だからです。
泥沼から出でて清らかである。いいですねぇ。そうありたいものです。
それに蓮の花って。夜明けとともに開き、昼過ぎには窄(つぼ)み
また翌日の夜明けに咲く、このサイクルを3日繰り返します。
そして開花後4日で儚く散ります。桜のパッと咲いてパッと散るのも
潔くって良いのですが、私は三度咲きそれで散る蓮の方が、桜とは違う儚さを覚えます。
でも蓮はびっくりするほど生命力が旺盛で、埼玉県行田市の地中に2千年以上
眠っていた蓮のタネが造成工事で水に触れ、発芽、開花しました。
「古代蓮(行田蓮)」と名付けられ、行田のシンボルとなっています。
泥沼よりいでて、早朝に三度咲き散る。そして2千年経っても蓮の実は生き残り
旺盛な生命力を持つ。その根は先の見えるレンコンとして食する。
蓮って、凄いと思いませんか。私も蓮のように生きたい。
今日はウォーキングを中止して羽島に蓮の花を見に行こうかな。Goto

コメント