「断韓」週刊ポスト炎上に思う

所詮、週刊誌なんて、新聞なんて、売れれば良いのです。
憲法は「集会や結社の自由を保障しています」「出版や表現の自由も保障しています」
それが「この国が民主主義の国である証でもあります」
だから、違法性がなければ、誰が何を言おうが、やろうが自由です。
ですから、ネットで何を言おうが、人を傷つけようが、好き放題、まったく自由です。
腹が減れば、自分のものも人のものも見境なく、強いものが弱いものから
取り上げて食べる猛獣と同じです。悍ましい時代です。
日韓が難しい時代に入っています。
天下の出版社、小学館が発行する『週刊ポスト』が「韓国なんて要らない」と題した
10ページの大特集を組み、「嫌韓」よりもさらにえげつない「減韓」「断韓」などと、
日本語にない言葉を羅列して、韓国批判を煽っています。
思想家内田樹さん「表紙の見出しからして差別的、韓国のことをどれだけ
悪く言ってもいいんだとの空気が広がるのが怖い。小学館の仕事はやらない」
フリー編集者の島本修二さん「一言で言うと倫理観の欠如。雑誌不況の中で、
「どうやったら売れるかしかない。それが小学館の体質だ」
文芸評論家仲俣暁生さん「ネットで炎上しているが、ポストの記事は肯定でいない。
掲載に至った経緯を読者に説明すべきではないか」などと、識者からも批判が上がっている。
ポストの広告を掲載した新聞社に責任はないのか。
朝日新聞広報部は「出版物の広告については、表現の自由を最大限に尊重しながら
審査・掲載しています」「今回のポストの広告表現、編集部の見解では、
差別を助長しかねず、不適切ではないかとの批判があり、真摯に受け止めている。
広告のあり方について、今後も検討を重ねたい」と。
えっ、と驚きませんか。朝日自身の見解について、何も述べていない。
結果的には掲載したのですから、「良し」としたのです。
朝日流の「自由」ってこの程度です。
電車内の中刷りにも「ポストの広告」が溢れました。
JRには倫理観ってないのでしょうか。金になればどんな広告でも掲載するですかねぇ。
これらの事実から。ポストを批判をする識者といわれる評論家も、実はこれぞと売名行為。
新聞社も広告料欲しさになんでもOK。電車も広告スペースが売れればそれで良い。
つまり、所詮、ポストなどという週刊誌が何を掲載しようが、
商売になれば、差別だろうが隣国との関係がどうなろうが、どうでも良いってことです。
憲法の範囲内ならなんでもOKなのです。
私は思います。批判の声が上がって、いちばん喜んでいるのは、
雑誌不況の中、週刊誌が売れた小学館です。
その程度にこの国は平和ボケしているのではないでしょうか。Goto

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