木下藤吉郎の一夜城がルーツじゃないでしょうか。
日本のゼネコンって世界一じゃないでしょうか。
先日、名古屋城本殿を見学しました。
江戸時代の木造建築が見事に復元。大勢の観光客が感嘆しながら見学に。
今更ですが。木の文化と申しますか、日本人の叡智は大したものだと、感動しました。
名古屋市長が「天守閣」も木造建築に作り替えたいと思う気持ちが良くわかります。
様々な政治的思惑が絡んで、前に進まないのが残念でなりません。
しかし、造ると決まれば、歳月を掛けず世界に類を見ない城ができるでしょうね。
正確な図面があるとのこと、日本のゼネコンなら日を待たず復元するでしょう。
熊本城、地震で崩れたあの悲惨な姿も、2年の歳月を経ずして、復旧するそうです。
政府も自治体も予算を注ぎ込み、多くの人々の浄財が後押ししたとのこと。
関わったゼネコンが、その心意気に全身全霊を掛けて。凄いですねぇ。
東京五輪、マラソンと競歩が札幌に。何年も掛けて準備をしてきた東京の
関係者にしてみれば、IOCの突然変更に憤るのも「るべなるか」ですが、
開催まで、9ヶ月を切っての変更、札幌側も大変ですが、これまた、
仮設スタンドなど、ゼネコンが手掛けるでしょうが、建築物を期限までに
きっちり造り切るでしょう。
日本スポーツ振興センターが東京五輪の主会場「新国立競技場」(杜のスタジアム)が
工期通り11月30日に完成すると発表。思い起こすまでもありません。
設計変更に始まり、高い安いの議論が噴出、すったもんだで、大丈夫かと
心配されたのですが。設計、管理費を含め予算内で、ピタリと収めてです。
これもゼネコンです。凄いと思いませんか。
建築に門外漢の私としては、これは、戦国の世、信長の美濃攻めに
木下藤吉郎が、「たった一夜で城を築き」、齋藤勢の士気を喪失させた、
その伝統が脈々と継承されているのかと思えます。
沖縄の首里城が焼失しました。炎に包まれた映像に誰もが、胸を痛めました。
燃えてしまったモノは仕方がない。政府も即刻、復元を約束しました。
ゼネコンにしてみれば、そんなに難しい建築物ではないようです。
政府、自治体、国民の浄財が整えば、2年ほどで復元するのではと。
箱物行政だと公共の建築物が批判されていますが、確かにそう思います。
でもです。東京の夜空に輝く「杜のスタジアム」を見ると、
ここで、日本人の心を揺さぶるどんなドラマが待っているかと思うとワクワクします。Goto
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