桜を見る会

桜花は重い。「敷島の大和心を人問わば朝日ににほふ山桜花」
季節外れの話題ですが、いや、国会で扱うネタが他にないのか、
野党が首相主催の「桜を見る会」参加者に後援会員が多く含まれている。
国費を5,500万円も使って、飲み食いさせるなんて
公職選挙法に抵触するのではと追及している。
そもそもですが。この首相主催の「桜を見る会」ってやる意味があるのか。
招待者は各界で功労や功績のあった人を各府庁省の意見を踏まえて招く催しだが。
今年は皇族や各国大使、衆参国会議員など1万8千人が招待された。
時の権力者が桜花にかこつけ「その威厳を見せ付けるに」絶好の機会であることは間違いない。
当然だが、国会議員にも枠を与え、支持者や後援者の参加を促すのを奨励している。
民主党政権時代だが、私の知り合いも旧知の代議士に誘われいそいそと出掛けたものです。
「桜を見る会」はもう一つある。天皇が主催する「園遊会」です。
こちらの費用は皇宮費で賄われる。
これも、各界、各層でこの一年功績のあった人や活躍した人たちが招待される。
主催者が違うだけで、主旨はだいたい同じです。
だったら、ひとつにすれば良いと思う。
今年は消費税が10%となり、国民に増税を強いている。
国家財政、無駄を排除せねばならない時です。
ひとつにしなくても、首相が主催する意味が感じられないのだから、
こんな、時の権力をひけらかすような催しに多額の税金を使う行事なんて即刻やめれば良い。
野党の追及に、二階自民党幹事長は「政治家が選挙区の皆さんに配慮するのは当然だ」と
記者会見で開き直るのも、如何にも老獪な政治屋の印象だが。
こんなことで国会を賑わすなんて、尚更、中止すれば良いと思うのは私だけではあるまい。
そういえば、花見って、最近行ってないなぁ。
岐阜では長良川畔の堤に屋台が並び、岐阜護国神社の広場に大勢の人が集って、
どんちゃん騒ぎをしているが。
なぜ、行かなくなったのだろうか。桜の楽しみ方が、
満開の桜に感嘆するだけでなく、桜花の重みがわかってきたのかな。
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