蛍の光

遂に、英国がEUから離脱しました。英国民が自ら選んだのです。
それも民主的な手法で。誰もとやかくいうべきではないですが。
欧州議会で「離脱協定案が可決」後、英離脱を惜しむ英・EU双方の議員が
万感の思いを込め「蛍の光」を歌う光景には心が揺さぶられました。
欧州議会の議長は「英国のEUに対する価値ある貢献に感謝する。英国とEUは
これからも、近しい友人でありパートナーであり続ける」と演説した。
格調高いですね。ヨーロッパの政治は歴史が違いますね。
英国どうあるべきか。EU如何にすべきか。EU加盟27ヶ国が英国に
振り回されたのかも知れませんが、悩みに悩んだ、3年半。
国家観の違いでしょうが、欧州の歴史が動いた瞬間です。
それに引き換えと申しては、我々日本人が選んでいるのですから、
「上を向いて唾を吐く」ようなものですが。2020・令和最初の通常国会、
それも予算を審議する場で、英国EU離脱問題が及ぼす世界経済の動向などを
論じることもなく。喫緊の重要課題である、国民の命に関わり、
東京五輪に影響がでるかも知れない事態に陥るか知れないのに。
基幹産業にならんとする観光産業にも重大な影響を及ぼし始めている
「新型肺炎コロナウイルス」の対策を真剣に論じることもなく。
首相の後援会が大勢「桜を見にきた」のは許せないと、そのことばかり、
追求している姿を見て、こりゃ、日本の国会も「蛍の光」を歌って、
閉会した方がいいのではと思わざるをえない。
新聞始めマスコミもどうしてしまったのか。
もちろん、新型肺炎のニュースを流していますが、国会報道は「桜」に浮かれる
内容ばかり、野党がそれしか質問しないのだから、仕方がないと思っているのかも
知れないが。国民は来年から「桜」は中止としたことで、何の関心もありません。
そんな国会を批判するか、その話題は無視しなさいよ。週刊誌以下です。Goto

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