東京五輪開催を諦めるのは、まだ早いと思います。
写真は3月13日(金)の全国紙の一面です。
朝日トップは「パンデミックWHO封じ込め可能」。新型コロナの問題です。
囲みは「パブリックエディター交代します」。第2見出しは「性的暴行・父に逆転有罪」。
毎日のトップは「WHOパンデミック表明」来月「10兆円」緊急対策とコロナです。
右肩は「娘に強制性交 逆転無罪」名古屋高裁「抵抗は不能」やはり性暴力の問題です。
日経は「パンデミック損失100兆円」「米欧中経済圏往来分断」とこれまたコロナです。
第2記事は、日経らしく「NY株、一時2000ドル安」と株暴落の話題です。
囲みは「働き方改革」の弱点。コロナ災厄とテレワークの問題を取り上げています。
読売もトップは新型コロナ「パンデミック」WHO流行長期化備え。
囲みが「疫病 試される現代文明」と題して「今回の危機は21世紀の人類と感染症との
最初の本格的な闘いになる」と、歴史を紐解いて編集局長が解説しています。
で、です。第2見出しは「東京へ聖火ともる」とギリシャで行われた
採火式の模様を報じています。「いよいよ東京五輪」そんな高揚感は何処にもありませんが、
採火式を一面で報じたのは読売だけです。どう思われますか。
そりゃ「コロナ」「コロナ」な状況です。
4ヶ月後に迫った東京五輪よりも、コロナが一面を飾るのはわかります。
でも、読売を除く各紙が採火式を一面で取り上げないのは寂しいです。
選抜高校野球も中止になりました。松山英樹プロが久々に首位発進した
第5のメジャーといわれる「ザ・プレーヤーズ」も初日で中止、
こうなれば東京五輪も致し方ないってことでしょうが。
新聞各社は諦めたかのようです。
普通新聞を比べることは、なかなかしないものですが、
毎朝6紙に目を通していますと、このように、一つの問題でも温度差がわかります。
日経は社会面で採火式の詳細を報じていますが。朝日と毎日は小さな扱いです。
私は選抜の中止でもそうですが、止める理由は幾らでも付けられます。
「球児がもし感染したら。100%の対策困難・苦渋の選抜中止」(朝日)
もし、とか、100%で括られては「球児たち」にはたまらない思いです。
東京五輪もそうです。止めるなら、もはや理屈など抜きで止めれば良いのです。
でも、開催都市である東京やJOCには可否の決定権はありません。
だったら、尚更、人命と衛生について如何に日本が優れているかを世界に示す
チャンスじゃないですか。そのことを新聞も諦めず、真剣に考えてみませんか。
それも「コロナ」対策になると思います。
採火式を一面で扱わない新聞の姿勢が残念です。Goto
3/13朝日新聞 3/13毎日新聞
3/13日本経済新聞 3/13読売新聞
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