保身

公文書改ざんが許される国など民主主義国家とはいえない。
コロナ対策専門家会議、発表のたびに「まだまだ先」が見えない内容です。
新聞も、テレビの報道番組もニュースもコロナばかりです。
長引けば「コロナ疲れ」で国民が参ってしまいます。
それでも「特効薬・治療薬・ワクチン」ができるまでは、
ジーと耐えねばなりません。国民の中には不満や鬱積が溜っています。
敵が見えない。それがこの「戦争」の難しいところです。
そんな折です。週刊文春を読んだか。そんな会話が飛び交っています。
「森友文書改ざん・近畿財務局職員自殺」妻が国と佐川元長官を相手取って賠償請求提訴と
19日の新聞が一斉に報じた内容が掲載されている週刊文春(3/26号)のことです。
私も読んでみました。週刊誌の特集にしては前例がない「12ページ」ぶち抜きの
大スクープです。取分け全文が掲載された「手記」には胸が痛みます。
「コロナ」とは関係ありませんが。官僚の中の官僚と言われる財務省が
国益など考えていないどころか、省益もぶっ飛ばして「保身」以外の
何者でもない実態が露わです。言いようのない怒りと申しますか、
この国ってこんな輩に任せていて大丈夫なのか「漠然とした憤り」を禁じ得ません。
そういえば、コロナが大きな問題となってきた時。安倍首相は記者会見で
対策予算はとの質問に170億円をと。そんな額ではとの声に1700億円と修正しました。
その根拠って、最初は財務省が「このくらいならなんか」の額。10倍になったのは、
官邸の圧力によって予備費の全額をとなった数字です。
つまり、財務省は「国民の命とか経済の失速」なんて考えていない省なのです。
それが、更に批判が高まり官邸をコントロールできなくなると、5兆円でも10兆円でもと、
国家の財政とか国の将来とか、彼らの矜持などどこ吹く風で忖度・忖度、保身の忖度です。
いや、言葉が滑っています。「公務員」としての「司」を真面目に担っておられる
みなさんには失礼です。お許し願います。
でもです。「公文書改ざん」を強いられ自殺した「下部」の職員(手記より)のことを思うと、
どうしても、過激にならざるを得ません。
記者の質問に「再調査する気はない」との財政大臣のあの態度は何だ。
「手記」を読んでいないとは何だ。誠意の欠片もないこんな人物が・・・・
「公文書のかいざん」が許される国家なんて、あり得ないではないですか。
この問題、もとはと云えば、首相夫人が森友学園の用地買収に利用されたことに起因します。
国民はそんなことお見通しです。それが白日の元に晒されたのです。
国民は見えない敵との持久戦を強いられ「疲れて」います。
それに、この赤裸々な「手記」です。
済んだことと頬被りで済まそうと思うと、国民の目は厳しいですよ。
安倍政権の屋台骨が揺らぐのではないでしょうか。
それにしても官僚の保身、権力者の保身は許せない思いです。Goto

コメント