2020年度の始めです。
本来ならおめでとうございます、とスタートするのですが。
なぜ、政府は緊急事態を宣言しないのか。
なぜ、長期戦になると言いながら、長期補償の方向を示さないのか。
なぜ、特効薬(国産ワクチン・治療薬)のコストを惜しむのか。
疑問ばかりの新年度のスタートです。
でも、まずは「自分の身(会社)は自分で守る」その覚悟で立ち向かって参りましょう。
今日のブログです。
政府を叱責してみても詮無いことですが。
我が家の庭、桜が満開になりました。
(我が家ではありません。正確には我が家の前の公園です)
この桜(ソメイヨシノ)ですが、30余年前、この地に引っ越した折に植えられました。
ですから、私も桜を見守っていますが、桜も我が家とともに育ちました。
それがです。昨年の夏のことです。突然、岐阜市の公園課の指示なのでしょう。
枝の半分くらいを切ってしまったのです。こんな諺があります。
「桜切るバカ 梅切らぬバカ」梅の木は伸び放題にしないで切って手入れしないと、
花が咲かないし、梅が実らない。桜はむやみに切ると寿命が縮んでしまう。
桜の枝は切るものではない。そんな意味です。
私は毎朝ウォーキングをしています。玄関を出ると最初に目に入るのが、
その桜で、次が、その先に聳える金華山と岐阜城です。
昨日の朝は、全く変わりがなかったのに。
私が切ることを知っていれば、止められたのにと思うと、悔しくて。
そうなんです。そのせいかどうかは知りませんが。今年は例年よりも咲くのが遅く、
心配しましたが、やっと咲いてくれました。ホッとしていますが、
それにしても、見事な半球に咲いていたのに、半分がもがれました。
それでも健気に満開になってくれたことに感謝です。でも可哀想です。
私が仄聞するに、市の公園課は枝が伸びて道路の一部を覆うようになったから、
その側の枝を伐採したのでしょうが、はみ出した道路は中学生の通学路、車は通れない。
何の障害にもならないのに、と思うと無性に腹が立っています。
国会は、20年度の予算が通過、コロナ対策の補正予算をどうするかで緊迫した
状況にありますが。野党は未だに去年の「桜を見る会」安倍首相の後援会招待に
公職選挙法に抵触しているのではないかと、しつこく追及しています。
告発して司直の手に委ねて肝心な議論をして欲しいと思っていた矢先です。
首相夫人が満開の桜をバックに芸能人らと写った写真が報じられました。
国を挙げた自粛の中で、東京都も「来年も桜は咲きます。今年は我慢して」と人が集まることを
避けて欲しいと必死にお願いしているのに。このノー天気は何ですか。
夫人のことです。取り上げるのも、大人気ないのですが。
朝日新聞がわざわざ囲み記事で「一国の首相夫人が、自粛といわれているのに
出歩くのはどうか」そんな風に取り上げています。
そりゃ、私権です。強制的に自宅待機とはいっていないのですから、
花見をしようが、宴会で楽しくやろうが、それは自由ですが。
目の前の桜が、半分枝を切られて健気に咲く姿に涙する私としては、
この夫人のノー天気に、妻に罪はないと叫ぶ首相がなぜか哀れに見えるのですが。Goto
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