日本発の治療薬ができることを心から願います。
藁をも掴む思いとは、このことではないでしょうか。
もはや多くを語る必要などありません。
あの東日本大震災以降、この国では台風や豪雨などの異常気象や
地震などの津波が発生し「身に危険が迫る」ような状況になりますと、
「命を守ることを第一に行動して下さい」と国民に呼び掛けます。
それが危機管理です。
このコロナ騒動、いつまで続くかは誰にもわかりません。
京大iPS細胞研究所の山中先生は、敢えて「個人の立場」と断って、
積極的な発言・提言をしています。私は立派だと思います。
先生曰く「長期戦になる。一年は覚悟すべき。ワクチン・治療薬ができるまで、
忍の一字で、頑張って欲しい」そう呼び掛け「iPS細胞を提供するから、
研究材料として使って欲しい」と声を上げています。さすがですね。
で、治療薬です。世界中が凌ぎを削り開発に必死です。
人類は必ずや「ワクチン」を「治療薬」を開発するでしょう。
それまでは「自分の命は自分で守る」こと以外に方法はありません。
安倍首相は緊急事態宣言の記者会見で「アビガン」の話を出しました。
富士フイルムホールディングスが商品化している抗インフルエンザ薬
「ファビピラビル」通称「アビガン」の治療効果が期待されていると。
厚労省は「前のめりは危険だ」と忠告していますが。
専門外です。誤解を恐れぬ発言をお許し願います。
「アビガン」の原料は「マロン酸ジェチル」という有機化合物で、合成香料・
農薬・医薬品に活用されています。コロナ騒動がこれ程問題になる前、
「アビガン」の開発者がテレビに出演して効果を訴えていましたが、姿が消えました。
どこかから圧力が掛かったのか。医薬品業界って厚労省の所管ですからねぇ。
それともメーカーが締め付けたのか。ノウハウを開示しないのも製薬業界の習性ですからねぇ。
いずれも定かではありませんが、ここに来てはっきりしたことがあります。
「アビガン」は富士フイルムの子会社「富山化学」が開発、政府がインフルエンザ向けに
200万人分を備蓄しています。しかし原料の「マロン酸ジェチル」は海外から調達しています。
国内では唯一「デンカ」という会社が生産していたのですが海外との競争激化で
17年以降生産を中止していました。
ここが重要ですが、このほど「アビガン」の供給体制を国内で構築したい政府が、
「デンカ」に生産を要請、それを受けてラインを再稼働させることを決定しました。
過度の期待をするわけではありませんが、「藁をも掴む」思いで申し上げると、
どうも「アビガン」はコロナに対する治療効果が認められたのではないか。
(中国のデータが根拠では危険である。と懸念するのは厚労省です)
だから、政府は原料の国内生産を「デンカ」に要請したのではないか。
そんな期待が膨らみます。もちろん、富士フイルムは政府の要請を受け、
増産に向けた準備を加速させています。ただ、増産の規模は非公開だそうです。
そこが如何にも、厚労省的ではありますが。
もしも、オール国産の「アビガン」が治療薬として一定の効果を発揮することが
判明すれば、コロナ恐怖が些かでも緩和され、国民の不安を取り除くことになります。
同時に世界の恐怖を救うことになります。
そう考えますと、政府には「チマチマしていないで」ドカンと予算を出して
研究開発をバックアップして欲しいと願います。Goto
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