意図的な記事はダメです。

マスクは生活必需品です。施設などの経済負担軽減のため政府の無料配布はありです。
「災害時の物資は必要な時に必要な物資を届ける」のが要諦です。
そこに齟齬と申しますか、ズレがありますと、せっかくの物資も役にたちません。
むしろ、害になったり邪魔になったり、不評を買うことがあります。
今更、この問題を取り上げてもしょうがないのですが。
一度決めたことなので、如何に批判が起ころうとやり遂げる・・
そんな頑なな態度では、国民の信頼が得られないどころか、致命傷になることがあります。
朝日新聞がスクープ的に書いた記事です(7月28日・朝刊)
見出しはこうです。「布マスク配布・今後さらに8千万枚」
介護施設や保健所向け・・現場は届いても使わない・・・
朝日新聞が実施した6月の世論調査。
全戸に配布された・・いわゆる「アベノマスク」について
「役にたった」と答えた人15%、「役に立たなかった」が81%だったと。
アベノマスクが果たして、必要な時に必要な場所に届けられたか?
その実証が、この世論調査の結果ってことでしょう。
それにも懲りず、政府は更に8000万枚を配布すると・・朝日の記事は読めます。
でも記事をよく読んで見ると、どうもあやふやです。
全戸向けの配布は完了したが、追加で9業者に5800万枚を再発注した。
それが見出しでは8000万枚となっている。数字が合いません。
厚労省は介護施設の職員と利用者を対象に、保健所や幼稚園、
放課後児童クラブの職員などに1人あたり7枚行き渡るように配り続ける計画で
追加発注したという。
記事は・・4月中に2千万枚が配られ、6月下旬から4千万枚の配布が続いている。
妊婦向けなどに配る枚数を除いて8千万枚が残っているが、厚労省の担当者は
「なるべく早期に配りたい」としている。7枚づつ配る必要性について
「必ずしもまだ、十分マスクが行き渡っているとは言い切れない状況、
布マスクを配布することで需要を抑制する効果は十分認められる」と説明していると。
記事の意図は鮮明です。政府は不必要なアベノマスクを8000万枚追加発注して
配布するのは民意を理解していない。必要な時に必要なモノを届けるべきだと
批判し、返す刀で、GoToキャンペーンなどを見ても費用対効果や着実な遂行を
考えて立案された政策とは思えない場当たり的だと批判しているに過ぎないのですが。
味噌もクソ・・政府のやることはすべて悪い、それを8000万枚の再注文に
引っ掛けてセンセーショナルに批判しているに過ぎない。
私なら、マスクは国民生活の日常になった。恒久的な必需品である。
経済的な負担が重い施設などに無償で配布することはやぶさかではない。
であれば、医学的検知からも、需要に耐えうる「アベノマスク」を配布すべきではないか。
という視点で記事は書かれるべきではないか。
それにしても、この記事には如何にも信憑性がないのだが、
政府も「国民の声には真摯に耳を傾けて欲しい」ものです。Goto

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