早起きの秘訣

人が不幸に出会うのは、わがまま、気ままな心にあるのでは・・
私は毎朝、4時台には起きます。(起きられない二日酔いの朝もありましたが)
季節の移ろいは早いものです。ほんの10日ほど前は4時台には明るかったのですが、
今では5時を過ぎないと明るくなってきません。
まだ残暑は厳しいですが、それを朝は教えてくれます。
いつ頃から、こんなに早起きになったのか・・
振り返ってみますと、そもそもですが、朝型人間です。
若い頃から夜更かしが苦手でした。ですから、朝はいつまでも布団に入っていられません。
考えてみますと「貧乏性」なんですね。お天道様が昇れば、
起きて働くのが当たり前だと育ちましたので、朝寝坊は怠け者だと思っています。
30年以上前のことです。熊本で徳田虎雄さんという徳州会の理事長の
講演を聞いたことがあります。
彼は「朝寝坊ってもったいないと思いませんか。
だって、死んだらずーっと寝てられるのです」と大胆なことを述べました。
講演の中身は忘れましたが、その時ほど「納得した」ことはありませんでした。
朝起きられない人の言い訳でいちばん多いのが何かご存知ですか。
「私は低血圧で朝起きが辛いのです」です。
ようは、朝は血の巡りが鈍いから、早起きができないという体調が理由です。
さもありなんと思います。
私は思うのです。でも、朝目が覚めるのは生きている証だと。
私が尊敬していた思想家は朝寝坊をこう言います。
「人間の再起は朝起きにある」「人間が他の生き物と違って、
いろんな不幸に出会うのは、全部わがままだから、気ままな心にある」
「そのわがままは、何よりもまず、朝寝坊から始まる」と・・・
気がついても何もしない。やらねばと思っても平気で先延ばしする。
今できない理由は何もないのに、後でやろうと思う。これが癖になり、
ズボラを決め込み、不純な心が沈殿し堆積していく、
そうした悪い習慣の大元が朝寝坊なのだと。
そんな厳しさは私にはありませんが。
世の中で、頑張っている人で、朝の苦手な人を聞いたことがありません。
私も早起きぐらいはできるので、早起きして頑張っている人になりたいと
思っています。
それと、笑い話ですが。どうしたら早起きできるかと聞かれることがあります。
高齢者は早起きだと昔からいいますが。それは違います。
夜が弱くて早く寝るから、朝早く目が覚めるだけです。
そうなのです。人間には一定の睡眠が必要です。
早起きの秘訣は、早く寝ることにつきます。
かの思想家は早起きの秘訣をこう言われています。
そんなものはあるものですか。ただ「やればできる」のです。
「さあ、明日の朝は早く起きるぞ」と決めて起きればよいのです。と・・Goto

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