まじめ・信念・苦労人

新首相、年内に総選挙に打って出るのではないでしょうか。
政局の話です。安倍さんが辞意を表明した理由は書きました。
持病の潰瘍性大腸炎が再発した結果ですが、それもあろうが、表向きです。
24日憲政史上、最長をレガシーに、五輪も怪しくなったし・・・
コロナ禍対応が能力を越えたからだと思います。
後継はどうか。ですが、私は2年前、岸田文雄政調会長が、安倍さんの総裁選3選を
支持する代わりに禅譲を取り付けたと思っていました。「政治は一寸先は闇」ですね。
政策手腕が発揮できるよう政調会長に就いた岸田さんですが、岸田案の給付金問題で、
閣議決定までしたのに、二階幹事長と公明党の圧力で覆ってしまいました。
これでは政調会長の資格はない。指導力もない。トップの器無しの烙印が押され、
党内の支持を失いました。ここにも安倍さんの優柔不断が露呈したのですが、
岸田さんのハシゴが外され、安倍さんの派閥細田派は菅官房長官支持に廻ってしまいました。
まじめと申しますか。愚直な岸田さん。裏切られたと思っているのでしょうが、
ここで引き下がれば、派閥のトップも危うくなります。決死の覚悟で立候補です。
「まじめ人間・試練の立候補」としましょう。
そして、石破さん。総裁選4度目の出馬です。この信念たるや大したものです。
それに政策通です。変革の時代です。石破さんにこの国の舵取りを
一度はやらせてみたいと思うのは私だけではないでしょう。
「信念」がある限り、チャンスは必ず巡ってきます。頑張れ茂さんです。
大本命に躍り出た菅さん。私は立候補はしないと、思っていました。
が、政治の世界は魑魅魍魎です。私なんぞは甘い、甘い。つらつら考えるに、
コロナ禍が起こったダイヤモンドプリンセス号での問題、あの時は官房長官なのに、
菅さんが司令塔ではなかった。首相と官房長官との間に隙間風が吹いていたのですね。
その結果、感染が拡大、コロナ禍が大変なことになりました。
安倍さんの判断ミスが囁かれています。
その後、6月中旬と云われる慶応病院での最初の検査。秘匿されました。
検査を境に菅官房長官がTVに出演するようになりました。
そこで決めたのですね。岸田さんから菅さんに。多分ですが。
その後、菅さんは二階幹事長に会うなど・・
苦労人の本領を発揮して周到な根回しをしていたのですね。
今にして思えば、28日、安倍さんの辞意表明の記者会見前に行なわれた
コロナ関連の会議で、安倍首相の隣に座る菅官房長官が腕組みしている姿、
あれを見て、本気で悩んでいるのに気がつかなかったのは、素人でした。
でです。この総裁選・・・「まじめ」と「信念」と「苦労人」の争いってことです。
でも、勝敗は明らかですが、メディアの派閥で選ぶとの批判は当たらない。
菅さんは無派閥だから。それと、党員も選挙させるべきとの批判もあたらない、
なぜなら、年内に「コロナ感染防止と経済の回復」「第三次補正と限定消費減税5%削減」
それに安倍さんの執念だった「憲法改正」を掲げ総選挙に打って出ると思うからです。Goto

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