岐阜県関ヶ原古戦場記念館

この地から江戸時代240年が誕生、そして近代へと・・・
今月の21日は旧暦の9月15日にあたるそうです。
420年前の9月15日・・・天下分け目の「大戦」が・・・そうです。
岐阜県の関ヶ原町一帯で15万の将兵が激突したのです。
時は1600年・西軍の総大将・・豊臣家の幕臣・石田三成。東軍は・・徳川家康。
戦闘開始は朝靄をついて8時半・・東軍の先鋒・福島正則が・・西軍の・・・
戦闘はわずか5時間半、権謀術数に勝る家康の策略が功を奏し・・
東軍勝利で雌雄を決しました。
その関ヶ原の合戦で家康が陣を張ったと言われる場所に
「岐阜県関ヶ原古戦場記念館」が完成・オープンしました。
その記念すべき10月21日・・記念館を覗いてきましたので・・
私は岐阜に生まれ岐阜に育ちました。
もちろん、関ヶ原が歴史上どんな土地だったかは知っています。
しかし、古戦場跡と言われても、そこには大理石の加工工場以外には
長閑な山里が広がるだけ・・・あの山の麓に黒田長政の陣があり、
その向こうに小早川軍が、さらに島津の陣地などの史跡が残っているなどとは・・
気にも止めなかったのですが・・・
そうなのです。完成した記念館。5階建、1階の床に設置された楕円形の
スクリーンで戦いの経過が写しだされ、次の間には大型モニターで
戦闘に参加する兵卒の視点で現場を再現したアニメーションが放映され・・・・
画面の人や馬の動きに合わせ、風がよぎり、座席が振動・・まさに戦場の臨場感が。
2階の展示室には当時の鎧・刀剣を始め、交換された手紙や巻物も往あり時が・・・
戦国体験コーナーではゴーグルをつけ敵との一騎打ちも、刀剣や火縄銃なども
手に取ることができる。5階の展望室では関ヶ原合戦での各陣容の布陣が一望でき、
この大戦・・・自分ならどう戦うのか・・考えを巡らすこともできます。
その時・・歴史が動いた。NHKのそんな番組があったのを思いだしながら、
古戦場記念館の展望台で各武将陣地跡を追いながら・・・
新幹線が走り抜けるさまに「おっ」と驚き・・江戸時代、
そして近代へと繋がったのかと想いを馳せると・・・感慨深いものがありました。Goto

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