「鬼滅の刃」の鬼のルーツを発見・・・「しゃれこうべ」が現存。
岐阜県・郡上市和良町の念興寺には「鬼のしゃれこうべ」があります。
鬼ですから、ツノが二本生えています。門外不出ですが・・・今は見ることができます。
ご覧になりたい方は・・・早めにお越し下さい。なぜなら、もうすぐ大勢の方が見学に・・・
そもそもですが。「鬼の首」は非公開です。箱に納められていますが、
開放しますと、その地方に災いが起こると信じられています。
ですから見ることができません。でしたが、
今では250円の拝観料を払えば住職の解説付きで・・・
日本人は童話「桃太郎」や足柄山の「金太郎」など鬼退治の物語が好きですねぇ。
昨今は「鬼滅の刃」ですね。映画は封切り後10日間興行収入が100億を突破。
集英社の「週刊少年ジャンプ」で16年から連載が始まり、単行本の累計発行部数は
1億部を超え・・・今や社会現象です。
舞台は日本の大正時代。鬼に家族を殺され、妹を鬼に変えられた少年が
妹を人間に戻すため、仲間とともに戦う物語です。作者は吾峠呼世晴氏。
こう書いていますが、私は漫画も映画も見たことがありません。
なぜ、鬼退治が社会現象になっているかに興味はありますが。
念興寺の「鬼」は天歴年間の話です。岐阜県・郡上市の山・・瓢ヶ岳(ふくべがたけ)の
山中に住み、時々人里に下りて人を襲ったり農作物を荒らす・・・困った村人が
右大臣藤原師輔の八男・・・出家して高賀山信仰だった藤原高光
(三十六歌仙の一人といわれる)に救済を願う。
高光、鬼退治に瓢ヶ岳に向かうが、どこに隠れているやらわからない。
今も残るが、郡上市美並町粥川地区に立寄った折、一匹のうなぎが・・
手招き(うなぎが手招きはできないので、三角頭で道しるべしたのでしょうか)して、
鬼の居場所を突き止め、見事に退治したそうな。鬼の首は粥川家に保管されていたが、
何か異変があったのでしょう。定かではないが元禄7年・当主の粥川太郎右衛門が
念興寺にて供養し、今もしゃれこうべが残る。
この鬼退治、落ちがあって、郡上市美並町粥川地区では、
「うなぎを食べない」習慣が現代まで残り大正13年・粥川地区は「うなぎ群生地」の
指定を受けたそうです。・・・大正時代の話です。
この話と「鬼滅の刃」の鬼退治を一緒にするには無理がありますが、
鬼滅の刃の鬼の祖先が・・実は念興寺の「鬼の首」だとしたら、
「鬼滅の刃」ファンが「鬼」をひと目見ようと押し掛けてきませんか。。
ですから、どうぞ、早めに岐阜県郡上市和良町の念興寺にお運び下さい。Goto
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