5杯目

テレビ局には、コストを抑えた・・社会派のドラマを作ってもらえませんか
今夜・土曜の深夜ですが、この地方では東海テレビ・全国的にはフジ系列で
大人のドラマ「さくらの親子丼」が放映されます。5回目です。
ぜひ、ご覧下さい。私はビデオに収め、時間が空いたら見ます。
この時間・・東海テレビが番組を担当しています。大人の時間だと称しての
意欲的な番組が多いようです。「さくらの親子丼」はシリーズ第3弾、
様々な問題、社会の縮図のような事件「親の虐待」「母親の殺意」「近親相姦」などを
受けた子供たちが・・・お助け小屋のような「子どもシェルター」を舞台に、
繰り広げられる児童虐待を扱ったドラマです。
我が社では、情報誌を通じて「児童虐待」防止の啓発活動を展開しています。
このドラマとダブります。主演の真矢みきさん演じるシェルターのスタッフ、
九十九さくらさんが傷ついた子どもにお手製の親子丼を振る舞います。
「あったかい」と涙を流しながら食べる子どもの姿に・・・
子ども食堂が浮かびます。大人は、親は、なぜ子どもを虐待するのでしょうか。
追い込むのでしょうか。自分が子供の頃どうだったのか。
そんな反省は微塵もないのでしょうか。
子どもは子どもです。小さくて弱いです。我が子だと言っても、
そんな子どもに手を掛けるのは許されないことです。
さくらさんは「人の悲しみに対し、まず温かい食べ物を出して寄り添いたい」
と申します。その心根がたまらないです。
「玉ねぎと鶏肉、そして卵があれば、手軽に作れる親子丼」
どんなにいがみ合っていても、温かな料理を食べれば、それで心が通う。
さくらさんは「すぐに表現できる温かさが親子丼」だという。
最近のテレビドラマをどう見るのかは、放送局と視聴者の凌ぎ合いです。
時代劇は大河ドラマ以外滅多に見なくなりました。勧善懲悪の水戸黄門は
警察物に取って代わりました。被害者、加害者の人間模様が繰り広げられ、
最後、事件はめでたしめでたしです。
なぜそうなったのか、簡単です。一つはコストが安く済むからです。
もう一つは筋立て、脚本が簡単に書けるからです。これもコストです。
放送局も営利企業です。そろばんを弾くのは当然です。
それは理解できます。だったら、脚本に力を入れ・・・
社会問題と正面から向きあうドラマを制作して欲しいものです。
「さくらの親子丼」の出演者は真矢ミキさんの他、名取裕子さん以外は
大半が無名の新人です。コストもそんなに掛かっているとは思えません。
ご多忙かと存じますが、コロナ禍です。
深夜までお酒を飲むことが憚られる時代です。
今夜は・・・「さくらの親子丼」を召し上がって頂けませんか。5杯目ですが。
明日の朝、いろんなことが考えられますから・・・Goto

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