七草粥

中国の「人日の節句」が起源ですってねぇ。
注連飾り(しめかざり)も今日までです。
セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)
ホトケノザ(タビラコ)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)・・・
わかりますか?七草粥に入れる七草です。セリとナズナ・カブとダイコンは
日常的でわかりますが、残りの三草は馴染みがないですね。
七草粥をなぜたべるのか。昔から正月はおせち料理を始め、ご馳走を頂きますので、
お腹の調子を整える意味で食べるのだと思っていますが・・・
本来は中国の五節句の一つ「人日の節句」に由来・・・
人日・・これも難しいのですが、中国では正月から1週間。
それぞれの日に決めた生き物の殺生を禁じています。
元旦は鶏・2日は狗・3日が猪・4日は羊・5日が牛・6日は馬そして7日は人です。
人を殺生しないとは犯罪者に対する刑罰を行わないってことです。
7日は「人日の節句」だそうです。現代の中国で言うなら「人権の日」ってことで、
中国政府に人権を求める日ってことでしょうか。それはないか??
「人日の節句」は殺生をしない集大成の日で、7種類の野菜を食べて祝います。
その風習が平安時代に日本へ伝来・鎌倉時代の書物に七草が記され、
それが、タコビラをホトケノザと古めかしい草名になったそうです。
江戸時代には公式の節句(季節の節目)として定められ習慣化されました。
武士から庶民にも広まり、1月7日に「七草粥」を食べることは、由緒ある諸行です。
青菜にはβカロチンが豊富に含まれ、風邪などを跳ね除ける免疫力を高める働きがあります。
青菜を消化に良いお粥にして食べるのは胃腸にも優しく合理的な健康法ってことです。
今年は疫病で幕を明けました。無病息災で生き抜かねばなりません。
「七草粥」がコロナ感染防止にも役立って欲しいと願いつつ食べねばなりませんね。
えっ・・ゴギョウ・ハコベラなど売っていないですって・・
心配無用です。冷蔵庫にある残り物の葉物野菜を全てぶち込んで・・
「七草粥」だと食べれば良いのです。間違いなく正月気分が吹っ飛び元気が溢れます。 Goto

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