寒ブリ

寒風に耐え、自らを鍛えれば、強く逞しくなれますね。
日本列島大寒波に見舞われました。
1年でもっとも寒さが厳しく、日数も少ない月が2月・如月です。
えっ・・・一面の銀世界・・そんなこと言われなくてもわかっている・・・ですって
そうかなぁ。ほんとうにわかってますかねぇ。2月って1年でとても重要な月ですよ。
「なにが」と思っているでしょう。
まずは春への準備をしっかりとする月なのです。
プロ野球がキャンプをやるのは2月ですよねぇ。そうなのです。
寒い時に鍛えるのは、上達するだけではありません。寒さに耐える精神も鍛えるのです。
肉体と精神を同時に鍛えることができるのが、寒い季節の2月なのです。
夏の暑い時期だって、鍛えることができるじゃないか・・・って。
魚介類が美味しい季節はいつだかご存知ですね。
そうです。「寒サワラ」「寒タラ」「寒ヒラメ」「寒シジミ」・・・
「寒」がつく魚介類はみな特別に美味しいですね。
理由は厳しい冬を乗り越え、春の産卵シーズンを迎えようと、
しっかり脂や栄養を溜め込むからです。人間も同じです。産卵ではありませんが、
「寒」に鍛えれば、活発なシーズン「春から夏」に活躍できるのです。
厳寒の日本海、今年は「ひみ寒ブリ」が豊漁だったとか。
旬の11〜2月上旬までの水揚げ量は3万7千匹と前年比で200%、
2014年度以降6季ぶりに3万匹を突破、漁港は沸いています。
ぶりは北海道から九州まで全国に生息しますが、富山県の「ひみ寒ぶり」は
ブランド魚として知られています。脂が乗る冬、定置網にかかった中から
6kg以上ある立派なぶりだけを「ひみ寒ぶり」と認定しています。
近年は不漁が続き、15年度などは一匹も認定されませんでした。
理由は定かではありませんが、海水温度によるのではと云われています。
そうなのです。日本海の厳しい寒さ、冷たい水がぶりを育てるのです。
2月・如月、精神と身体を鍛えようではありませんか。
来たる日のために・・・・Goto

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