氷河が溶ける・・・サンゴ礁が死滅する。大人の責任で解決を。
この地方、2月の平均気温は5.2℃前後です。
最低は1984年の2.1℃、最高が1990年の8.5℃です。
それがです。先週20℃になったのです。20℃といえば5月上旬の気温です。
これを温暖化と言わずして何と言うのでしょうか。
15年・193ヶ国参加の国連サミットで採択されたSDGsの「環境問題」の
取り組みが叫ばれるのも理解できますね。
我が社でも「社会課題」として情報誌を通じ、取り組んで参りたいと存じます。
温暖化って意外に他人事です。地球環境の問題となると、更に遠い話になります。
でもです。暦の上では春と申しても、2月は一年でいちばん寒い季節です。
冬物の服が売れないとか、スキーシーズンが短くなったでは済みません。
生物の生態があちらこちらで変わってきたのも、その表れです。
日本は四方を海に囲まれています。海の生態系の変化は様々に影響を及ぼします。
台湾の話ですが。海水温の上昇が原因で、周辺海域の「サンゴ礁」が「白化現象」を
起こしています。台湾政府のシンクタンクは今後、3割のサンゴ礁が死滅すると発表。
政府に温暖化ガスの削減に取り組むよう求めています。
サンゴの生育には冬場の水温が18度以下になる必要があります。19から20年は
18度を上回る日が多く、20年夏の海水温は白化現象が始まるとされる30度を超える日が
続いたそうです。サンゴの白化現象は、台湾海域だけでなく、世界規模で進行しています。
太平洋・インド洋・大西洋などでも観測史上最悪の被害が出ています。
34年までに世界で深刻な白化現象が常態化、今世紀末にはサンゴ礁が消滅するといわれます。
「パリ協定」に基づく現行の温室ガス削減が達成できても
45年までに白化現象の常態化が始まると「国連環境計画」は発表しています。
日本は国土の8割が山です。山の話です。ヒマラヤ山脈の氷河が崩壊して、
ガンジス川が氾濫、インドの上流部で水力発電所が被害を受け150名に及ぶ死傷者が出ました。
この地域ではこれまでも温暖化で氷河が溶け出す可能性が指摘されていましたが、
遂に、そうなったかと・・・。
2019年に公表された調査では、今世紀中に、氷河の3分の1以上が失われる。
別の調査は1990年から2010年にかけて、溶けた氷河を
水源とする氷河湖が900ヶ所以上も形成されたとの報告があります。
氷河の問題も待ったなしの状況になっています。
我々はこの地球の恩恵を受け生かされています。
地球が病んでいます。温暖化で地球がどうなろうと後は知らない。
などと無責任なことではダメです。
大人が、若い世代のために、今こそ地球温暖化を防ぐべく行動を起こさねば
なりません。それには、まず、一般論を論じていても何の役にも立ちません。
専門家と称する人たちの具体論が必要です。Goto
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