多様性に関するお詫び?

本当にお恥ずかしい限りだと、訴えているのでしょうか?
2/18・・・日経新聞に面白い広告が掲載されました。
我が社も採用し活用させていただいていますので、
この広告には結構びっくりしています。(写真参照)
内容はこんなです。「多様性に関するお詫び」
・・・弊社の取締役が、3人のおじさんだった件について・・・
かねてより「100人100通りの働き方」を訴え、
様々なお客様にやれ働き方改革だ、多様な個性が大切だと説いてきた会社が、
自社自身、全く多様性のある職場ではなかったことに気付き、ここにお詫びします。
なんの話かと言えば、取締役です。自社の取締役が、なんとおっさん3人です。
こんな状況で、よくもまあ、人様の職場に意見できたもんだ。
今となっては本当にお恥ずかしい限りでございます。
反省して、次期取締役候補を社内で募集することにした。
「オープンな情報共有」を浸透させ、「やりたい人にやってもらう」という
新しいコーポレートガバナンスにチャレンジする。
すでに、17名の候補者が手を挙げ、中には昨年入社の新人も、5名が女性、
海外在住者も、多様な顔ぶれが揃った。・・・・
この結果は2/27の株主会議で報告する。この会議は株主以外も、誰でも参加できます。
ぜひ参加いただき、この会社の姿を見ていただきたい。そんな内容です。
実に面白い取り組みです。既存の会社と申しますか、企業のあり方を問うています。
私もオンラインで開催されるこの「株式会議」に参加してみたいと思います。
ただ、この広告を見て、一点不思議に思うことがあります。
このお詫び・・・3名のおっさん取締役連名になっています。
で、取締役副社長と取締役の2名には「取締役退任予定」と書き込まれています。
と言うことは、17名の候補者から2名を選び、2名を取り替えるってことなのでしょうか。
それとも、取締役の数を増やすってことでしょうか。
私の感覚では、お客様に「100人100通りの働き方」があるとお詫びするのです。
であれば、この会社の全責任は代表取締役社長にあると思います。
俺は別格で、他の取締役を替えるって発想は、私の経営哲学にはありません。
本気で「お詫び」しているのだったら、自らの首を差し出して世に問うべきでは
ないでしょうか。時代を弄ぶならば、それはそれで面白い試みですが。Goto
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