変異株対応

声高に「国民に自粛を求める」だけでは収束の糸口は見えない。
関西圏と東京都に緊急事態宣言が発令されました。
ゴールデンウィークを狙い撃ちした感があります。
ここで感染拡大を防げないと五輪開催が危うい・・・政府の焦りを感じます。
変異株が感染者を増やしているとの報道です。
素人にはウイルスが変異することが不安を増幅させます。
免疫学の専門家に言わせれば、ウイルスが流行しながら少しづつ性質を変えるのは普通のこと、
インフルエンザのウイルスも毎年微妙に変化するので、ワクチン製薬メーカーは
その年のウイルスに対し最も高い効果を発揮するよう微調整されるそうです。
日本ではワクチンを製造していませんので、
ワクチンの詳細な情報がなかなか表に出てきません。
ようやく接種が始まったワクチンは変異株に効果があるのか・・・
副反応の心配はないのか・・疑問がつきまといます。
ワクチンは2回接種すると良いと言われます。なぜ2回なのでしょうか?
1回接種は2回接種よりも効果が低いのは変異株への対処だからそうです。
一度の接種では変異株への防御効果が落ちる可能性があるから、2回接種するのだと。
1回目の接種後、2回目を打つと一気に数倍の免疫を得られることを「ブースト効果」と
いうそうで、ワクチンの変異株への効果が落ちる場合、2回接種してブースト効果が
得られるようにするのが「最善の策」だから2回打つのだそうです。
副反応についても報道が先行していますが、アナフィラキーなどと言う専門用語が
日常化していますが、WHOは「新型コロナウイルスは死をもたらす病気で、ワクチンは
それを阻むことができる。各国に対し、この重要なワクチンを使い続けることを求める」と
述べています。ワクチン接種で多くの命が救われるのは事実です。
全国一斉ではないのが、政府の経験からでた知恵ですが・・またぞろの緊急事態宣言です。
コロナ禍の出口と申しますか、収束に向かうとはどんな状況をいうのでしょうか。
ワクチンの開発と接種を繰り返すことで「病床の逼迫を解消すること」に尽きます。
イギリスなどワクチンが国民の大多数に行き渡った国では
今年の春夏はある程度コントロールできるそうです。
秋冬の感染の制御に成功すれば「出口」が見えたってことです。
五輪開催ができるかどうか。関心のあるところです。
数理疫学者に依頼して五輪によってもたらされるリスクを分析、公表すべきです。
世界中から集まる選手を一般社会からどのように隔離するかの具体策を示すべきです。
日本のワクチン接種が先進国から大幅に遅れていることがリスク要因です。
政府はそれらを明らかにせねばありません。
日本ではPCR検査体制は不十分、変異株のモニタリングはなされていない。
ワクチン開発はしていない。この1年間、対応におわれるだけで何の解決策も
見出していないのです。変異株への対応が迫られている現在・・・
専門家と称する老人や医師会長が「国民に医療体制が壊れる。自粛せよ」と
声高に叫ぶだけではなんの解決にもならない。
新型コロナに関するインフラの整備、強化へのプランを誰が描くのか、
そして実行するのか・・・やはり政府に頼るしかないですが・・・・Goto

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