梅雨入り・・・・

大自然よ、少しで良い。戦火のガザに雨を降らせて・・・
東海地方でいちばん早く梅雨入りしたのは1963年の5月4日だそうです。
それに続くのが今年の5月16日。平年より21日早く1951年の統計開始から2番目の・・・
そんな気象庁の発表に、気象が異常になったのか・・・それとも5月に降る雨を
「五月雨」というのはこのことか。などと雨雲を見上げます。
薫風の皐月・抜けるような青空の五月晴れ。草木が芽吹き希望に感応する5月。
5月にはそんなイメージがありますが・・・去年も今年も風向きが違います。
メディアに眼をやれば、2年続けて蔓延する疫病の重苦しい情報ばかり・・・
それなのに、3週間も早い梅雨入り、大自然はいったいどうなっているのですかねぇ。
人間なんぞ眼中にないのでしょうかねぇ・・・・それとも雨はウイルスを
洗い流すために・・敢えて梅雨入りを早めてくれたのでしょうか。そうだと嬉しいのですが。
あなたは梅雨をどう思いますか。毎日ジメジメと、いやシトシトと降る雨は嫌いですか。
湿度は高くなるし、洗濯物は乾かないし、鬱陶しいですものねぇ。
でも、梅雨って、北日本と北海道にはないんですよ。知ってましたか。
日本列島では北関東が北限で、他に朝鮮半島、中国南部(長江流域沿岸部)台湾、
そして東アジア・・広域特有の気象現象なんです。
ですから東アジアは春夏秋冬の春と夏の間に梅雨を入れて五季とするところが多いです。
日本の季節では、夏と秋の間に霖雨を加え六季ともいいます。
自然と共に、自然の摂理に生かされて・・・そう思う私としては・・・
いや、冬が苦手な私は春から秋が好きで春と夏の間・・梅雨は好きです。
もう30年以上前になりますが・・・何度かイスラエルに行ったことがあります。
ユダヤ人とアラブ人が共に生きるオールドエルサレムも、ユダヤ人の入植地も
アラブ人の暮らすガザにも足を踏み入れました。1991年に訪ねたときは湾岸戦争の最中、
イラクからスカッドミサイルがテルアビブに飛来、滞在中のホテル近くに着弾、爆発。
緊張したのを覚えています。
ここに来て、イスラエルとパレスチナとの間で戦闘が起こりました。
一方がロケット弾を発射すれば、もう一方は空爆で応じる。なんでまた戦争が・・・
困惑する世界を尻目に紛争解決の糸口はなかなか見つからないようです。
戦争です。お互い言い分はあるでしょう。多分ですが、どちらも正しいと思います。
何度もあの地を訪ねた者としては、あの地で生きるために最も必要なのは水(雨)です。
イスラエルを旅するのに欠かせないのは水です。エルサレムから南はアカバ湾まで
ネゲブの砂漠です。もしもそこに暮らす人々に潤沢な水があったなら・・・
中東に雨季「梅雨」があったならば、そこにはもっと温和な宗教が誕生したのではないか・・・
過激にならなかったのではないか・・そんなことを思ったものです。
あぁ・・・またまた、戦火に恐怖で奮える人たちが・・・
大自然よ、ひと足もふた足も早い日本の梅雨を少し中東の戦地に分け与え、
双方の頭を冷やしてやっては如何か。叶わぬまでも和平を祈り・・・Goto

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