景況感が変わるのはそこまで来ています。歯を食いしばって耐えましょう。
内閣府が13日に発表した4月の景気ウォッチャー調査(街角景気)・・・・
3ヶ月前と比べた足元の景気の方向を聞く現状判断指数(DI)
季節調整値は前月より9.9ポイント低下し39.1となったと・・・・
原因は、もちろんコロナ禍の感染拡大に伴う、緊急事態宣言や蔓延防止措置法の対策が
小売業や外食産業を直撃したからです。調査は4月25日から月末までで、
全国約2000人を対象として行われました。
結果は目新しいものではありません。
3月は首都圏の緊急事態宣言が解除され、幅広い業種で景況感が改善されていたのですが
感染が拡大すれば、蛇口を閉めるのです。指標が全国的に下がるのは致し方ないこと。
でも飲食関連は前月に比べ20.5ポイント、小売関連も13.1ポイント低下の36.6と大きく
落ち込んだ数値を見せられれば、先行きが不安になり凹みます。
製造業の凹みが小幅で、業種による差が鮮明になったと知れば
良い業種とは何かと思わずにいられませんが、考えてみてください。
人が生きるということは、如何に景況感が悪くても、生きるために必要なモノ、
必需品は動くのです。経済は回るのです。ということは、落ち込む業種は
不要なモノだということでしょうか・・・・そんなことはありません。
人流が抑制されたことで起こる現象と捉えた方が良いと思います。
データから現実が明らかになったのですが、ここは疫病が収まり
人の動きが日常に戻るまで歯を食いしばって耐えるしかありません。
生活必需品の概念は難しいですが・・・飲食店はもちろん生活必需です。
観光はどうでしょうか。私は旅行も観光も生活必需だと思っています。
人間の人間たる行為です。
日本からは遠い話ですが、主要観光地を抱える欧州が動き始めました。
ギリシャが15日、ワクチン接種を条件に観光客の入国を認めると発表。
イタリアでも日本や米国、カナダからの観光客はワクチン接種証明書があれば、
隔離措置なしで入国させる。観光大国フランスも6月9日から条件付きの入国を認めると。
日本もワクチン接種の進行状況次第では、7月には海外からの観光客を認めるかもしれません。
それが世界の潮流だからです。もちろん背景に五輪というイベントが促進するのですが。
感染拡大とワクチン接種のせめぎ合い、ワクチン勝利の遠くないのを予感させます。
街角景況感が良くなるには・・・自由に街に人が繰り出せるのが条件ですね。
あと、ひと息です。ここは歯を食いしばって絶えて参りましょう。 Goto
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