日本医師会の号令に期待する。

いよいよ・全国民への接種が始まります。開業医の出番です。
「ちょっと待て。よく検討しなければ、ダメだ」・・・と叫んだのは日本医師会長です。
「本当に現場(自治体)が望んでいるのか」と冷ややかだったのが厚労省幹部です。
医師会と医師会の意向を組む厚労省は歯科医師がワクチンの打ち手になることを拒みました。
どう思いますか・・・・この場に及んでも既得権益を頑なに守ろうとする姿勢。
この場とは、コロナ禍を収束させようと政府が命懸けで取り組むワクチン接種のことです。
日本中の自治体は「コロナ感染拡大」を予防するには接種しかないという場面です。
まずは医療従事者、続いて65歳以上の高齢者3600万人に一日も早くと・・あらゆる努力を
重ねている最中、この機に及んでも「俺の領域を侵すな」とばかり厚労省を味方にして、
打ち手に歯科医師を加えることを真っ向から反対している日本医師会を・・・・・
東京墨田区では6月中旬に約6万人の高齢者接種が終了するメドがたち、
6月1日からは64歳〜16歳までの住民に接種券の配布を始めました。
例外でも何でもありません、地域医師会と行政が一体化、医師会が前面的に出たからです。
日本中の自治体が我先にと競って高齢者へのワクチンを打ち終え、
64歳以下へとシフトし始めています。
いよいよワクチン接種は、高齢者から本番である「若い世代」へと移行します。
各自治の最大の悩みは「打ち手」です。打ち手の確保です。
政府はワクチンを入荷できた。アストラゼネカ社の分は台湾に供給をと余裕を見せています。
後は試行錯誤を繰り返しながら接種のスピードを上げる自治体に、
打ち手さえいれば、国民のワクチン接種は順調に進みます。
菅首相は4月下旬「歯科医を加えると、医師会が嫌がる。何をとぼけたことを。
PCR検査もそうだったが、そんなことは許されない」と厚労省を抑え込み、
特例として歯科医師によるワクチン接種を容認させた。もちろん、背景には
政府が支出する接種料の大幅アップがありますが・・・・
これで、打ち手は医師33万人(日本医師会加盟は17万人)看護師・准看護師150万人
歯科医師10万人・同時に厚労省が認めた救急救命士6万人と臨床検査技師20万人
計220万人になった。これだけ面子が揃えば、自治体の動きも更に活発化するでしょう。
話は戻りますが・・・・
日本医師会は歯科医師が打ち手になることに「よく検討しなければと」なぜ、反対したのか?
あなたはどう思いますか。日本医師会の縄張り意識だと分析されていますが・・・
この場に及んで、縄張り・・即ち既得権益とは如何にも如何にもです。
日本医師会員17万人の大半は地域医療を担う開業医です。
基幹病院の医療現場がコロナ対応で逼迫しているのは国民周知の通りです・・・
しかし、開業医が通常の診療とワクチン接種が両立できないという声には、
日本医師会とは何ぞや。国民の命を守るのが使命ではないか。と問いたい。
増してや歯科医師が打ち手になることに反対するなんて・・・・
取り分け、コロナ禍で通常の診療は半分以下になったとのデータも
日本医師会は出しているではないか。ワクチン接種も立派な地域医療ではないのか、
日本医師会は会員に対して、進んで・喜んで・24時間・365日体制を
敷いてでも「身勝手を捨て」ワクチン接種の先頭に立てと号令を掛けるべきではないか。
それが国民に信頼される医師たる職業のあるべき姿ではないでしょうか。Goto

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