打ち手はいずこ・・・

職域。大学のワクチン接種、始まりました。スピードを上げられませんか・・・
ワクチン接種が順調に進んでいるようです。
接種の責任と権限が地方自治体(市町村)に委ねられました。
その判断が競争意識を煽り・・・功を奏しているのではないでしょうか。
私は岐阜市に住んでいます。今日2回目の接種です。
私の周り、御同輩の大半は1回以上の接種を終えています。
岐阜市だけが特別ではないようで近隣の市町村も急ピッチです。
いよいよ64歳以下、若い人達への接種です。
岐阜県内の全大学が職域接種に手を挙げています。
昨今の感染は若い人たちに増えています。大学生の接種は急務です。
先日もある私大の理事長に伺いました。「手を挙げた。校内に会場も用意した。
学生に周知徹底もした。ブツ(ワクチン)も手配できた。だが打ち手のメドが立たぬ」と。
河野ワクチン担当大臣は職域接種での申し込みは3000カ所以上の要望があったと
会見で述べています。打ち手の手配はそれぞれの職域任せ、はいただけません・・・
もちろん、河野大臣です。現状を放置しているわけではない。
大学に関しては医療系の学部がある大学や自治体との連携を促しています。
しかし、強制権がない状態です。お願いレベルの域をでていないのが残念です。
今更、法律をつくってなどと悠長なことは言っていられない。
やはり、打ち手側に自覚を促すしか方法はないでしょう。
打ち手側とは・・・言わずもがな・・医師・看護師・歯科医師です。
日本医師会の前会長は日経のインタビューに答えて「医師会は努力不足」だと
自らの対応の鈍さを嘆いています。コロナ禍はウイルスとの戦争です。
その自覚があって然るのは医師ではないでしょうか。
ワクチンは戦争に打ち克つ唯一の武器です。この武器を国民に付与できるのは
ワクチンの打ち手である医師です。なぜ、積極的に戦場に立たないのか・・・
民主社会です。私権を制限することはできません。従来の患者を守らねばならない。
地域の医療を守らねばならない。忙しくて手が回らない・・・理由はあるでしょう。
誤解を恐れず申し上げたい。
有事です。有事に自分の都合で良いのでしょうか。
戦場で兵士が倒れているのに、今日は休診日だからで良いのでしょうか。
土日・祝日・夜間は時間があるじゃないですか。
24時間・365日体制で闘おうとは思わないのでしょうか。
大学は企業は打ち手さえ確保できれば、戦士たちの命を守れるのにと準備しているのに・・
「偉そうなことを言うな。できる範囲でちゃんとやっている」お叱りも聞こえます。
でもです。感染重症患者と向き合う医療従事者の数って、いったい何人ですか。
彼ら彼女たちにだけ、負担を押し付けたまま、傍観者で良いのでしょうか。
医者の使命は患者の命を守ることではないのですか・・・・
医師の側から地域医師会から・・・打ち手は任せて置け・・・どんどん要請してこい・・・
そんな声が日本中に響き渡って欲しいものです。
そうなればコロナウイルスとの厳しく長い闘いの収束が見えてきます。Goto

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