パラリンピック学校観戦・・・

安全を理由に観戦させないのは大人の責任逃れです。
24日・・・パラリンピックが開催されます。
私は車椅子バスケットボールを観戦したいと思っていました・・・
感染が急拡大、非常事態宣言下、県域を跨ぐな。そして無観客にする・・で、断念しました。
大会組織委は、自治体や学校関係者が希望する場合、保護者の同意を条件に
「学校連携観戦プログラム」を実施できることを決めました。
最初に結論を申します。組織委は「英断」だと思います。
SDGs・・・持続可能な社会をどうつくるか・・これからの地球的課題です。
「共生社会の尊重」はその第一義です。障害を乗り越え、パラリンピックの
舞台に立ち、真摯に競技する姿を、子供達に「生観戦」させることは、
差別や偏見に凝り固まった大人には計り知れない「価値」があると思います。
デルタ株の猛威は、若年層にも襲いかかっている。集団で観戦なんて、
何を考えている。子どもを危険に晒す気か、感染したら誰が責任をとるのか。
そんな批判がネット上で飛び交っているそうです。
それを受けたかのように東京都の教育委員会も反対しています。
ひと昔前になりますか、どこかの府知事が「保身」しか考えない
教育委員会を「糞委員会」と罵ったことがあります。
なにをやっても批判する輩はいるものです。
また、物事には100%や完璧なんてものはありません。
生きているだけでリスクは在るものです。
甲子園で2校、感染者が出て、不戦敗になりました。
彼らは主催者が定めた「ガイドライン」をしっかりと守っていました。
それでも感染者が出て辞退に至りました。完璧などないのです。
では、開催したから、そんな事態になってしまったと批判しますか・・
私はそうは思いません。野球に青春を打ち込んでいる全国の高校生にとっては、
開催してくれた主催者に感謝しています。辞退には何となく主催者の意向を感じますが。
辞退した選手たちは「感染した人をみんなで守ってあげよう」と気丈です。
パラ観戦。「教育の意義」と「生徒の安全」を天秤にかける議論になっていますが、
そんな議論は無意味です。だったら、学校を休校しなさいよ。無症状の感染者が
感染を拡大させているのです、家庭も危ないです。
家庭からも子どもを隔離しなさいよ。そんなことはできないのです。
「子どもたちを守る環境に最善を尽くし、感染対策と教育の機会の提供を
両立させる」それが大人の知恵です。安全性を考えて観戦させるべきでない・・とするのは、
大人の逃げです。そんな大人を作らないためにも、パラ観戦をさせてやりたいものです。
パラに出場する選手たちを観戦すれば、子どもたちは間違いなく変わります。
それにしても、感染で観戦できないなんて、シャレにもなりませんね。Goto

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