地域100歳大学

超高齢化社会です。高齢者に学びの場を設け、地域に貢献してもらう・・
講座は「メタボ・フレイル予防」「ガン予防と健康診断」などの健康をテーマに。
「地元の歴史」「自治会の現状と課題」など地域に関わるテーマも。
「生涯学習とボランティア活動などの生きがいづくり」をテーマにしたもの。
更にはIT時代、「Webについての基礎知識」をテーマに・・リモート会議システムの
使い方などのコミュニケーションツールの講座など・・60〜80歳代の
20〜30人を対象にした「100歳大学」が滋賀県で好評です。
人生100年時代です。
地域との繋がりを持ちながら、健康で豊かな生活を出来るだけ長く続けて欲しい。
高齢者が健康や地域での活動について学ぶ・・・地域社会が希薄になったと言われます・・
地域自治会の加入者は減り、老人会や子供会などといった組織も有名無実です。
そんな時代を背景にリタイアした高齢者と地域を結び付ける。それも茶話会ではなく、
しっかりとしたカリキュラムが組まれ、資格までは取れないが、
年間30回の講座が設けられ、卒業者には証書が授与される。
滋賀・栗東100歳大学(運営:一般社団法人・健康福祉総合研究所)はコロナ禍で
2年ぶりに開講されました。代表者は大学の特徴は「同級生が新しい友達となる」
「20人がチームとなって、卒業後も同期会などが行われる」と意義を語る。
そう言われれば、友人って学生時代に生まれることが多いですね。
でも歳を重ねるとその友人ともだんだんと疎遠になってしまう。
ましてや、高齢者が新たな友達をつくれるかといえば、容易ではありません。
100歳大学の卒業生は講座で学んだことを実践、地域で様々な活動に携わっているそうです。
栗東100歳大学の卒業生は、週2回、3歳までの子どもを預かる場「サロン」を作り、
親子の交流の場にしたり、子育て世代を支援しています。
「サロン」を立ち上げた卒業生(70歳・女性)は「せっかく勉強したことを
生かせないかと考えた」「若いお母さんの手助けが出来るのが嬉しい」と学びを使命感に。
他の卒業生(71歳・男性)は「100歳大学で余生を一緒に楽しむ友だちが増えた。
何歳になっても人との出会いは大切だと実感した」と大学の価値を語っています。
この100歳大学の活動は、三重県にも広がり、鈴鹿市・四日市・津市などで
講座が開催されています。人生100年時代の新たな試みとして、全国化する気配です。
我が社が発行する「地域みっちゃく生活情報誌」は決めたエリアに全戸配布しています。
目的は「地域を元気にするため」です。地域課題、社会課題にも積極的に取り組んでいます。「地域100歳大学」との相性が良さそうです。お手伝いできればと考えています。Goto

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