規制緩和

成長なくしてバラマキ政策は有り得ないと思っています。
総選挙です。どの政党がどんな公約を掲げているのか、真剣に比べて見るべきです。
人間という奴は宗旨替えを好みません。一度自分がこうだと思ったら・・変えませんね。
取り分け、政治の世界ではその傾向が強いです。・・・・
支持する政党の公約や政策は鵜呑みにして支持する。
それ以外の政党には興味を持たぬのか・・・滅多なことでは他党に投票はしません。
選挙の票読みをするときは実に簡単です。国政選挙なら・・
過去の政党別得票数を・・・投票率をベースに分析すれば大概が分かります。
ですから、今週末から来週の頭に掛け各新聞社が実施する世論調査を経ずしても、
どの政党がどのくらい当選するかは大方わかります。
ですから無党派層が大切なのですが、この選挙では関心がないようです。
マスコミはここぞとばかりに煽りますが・・・なぜ、関心がないのでしょうか。
国民がいちばんに関心を持っているのは・・これだけいじめられたのです。
やはりコロナ対策です。でも各党のコロナ対応を比べてみればわかるように・・
ワクチンの接種を進める。国産の治療薬にコストを掛ける。医療体制を充実する・・
こんなところで、皆同じです。同じなら・・関心を示さなくてもそうなるってことです。
経済政策も同じです。自民党ですら労働分配率を高めると言うのですから・・・
あとは追って知るべしです。敢えて違うことを探すなら消費税を5%に下げるかどうかです。
私に言わせれば、国家とは「税の徴収と分配」です。消費税はもっとも公平な徴収です。
これを減税したら・・税収を考えない政治ってことになります。
消費税減税を声高に叫ぶ政党は政権能力がないと自ら言っているようなものです。
「分配」と言えば聞こえが良いのですが。その前提である「成長」については
どの政党も中途半端です。「成長なくして分配なし」・・・このスローガンは安倍政権です。
安倍・菅政権を否定することで各党の公約が成り立っているのか・・・肝心の
「成長」にもう少し力を込めて欲しいものです。
取り分け、規制緩和です。分配するには成長です。成長を阻害する最大の要因は規制です。
規制を緩和すれば「行政手続きのデジタル化」は一発で簡素化します。
コロナ禍において各種の補助金・給付金が用意されました・・・でも対応の遅れは
ご承知の通りです。デジタル化による社会全体の生産性向上がこの国の成長力を
高めます。誰もがわかっていることですが・・・どの政党も公約にはありません。
SDGsの中心的課題である「再生可能エネルギー」についても規制の壁が最大の問題です。
発電した電力を遠隔地の施設に供給したい場合、電力小売事業者を通す必要があります。
太陽光発電したエネルギーを工場間で自由に融通できれば生産コストが激減します。
オンライン診療の全面解禁の恒久化もそうです。医師法の規制が最大のネックです。
時間にとらわれず働ける裁量労働制の対象は一部の専門職に限られます。介護や
子育て支援のためには拡大が重要です。これも規制で動きがとれません。
などなど考えて見れば・・・この国の成長を妨げているのは・・・
規制・規制・規制の壁です。「分配」が経済公約であるならば規制緩和をセットに
すべきだと思います。総選挙は短期決戦ですが、各党の選挙公約と
自分自身の未来をよく睨んで、宗旨替えも恐れず投票したいものです。Goto

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