COP26について行けない日本、真剣な議論が必要なのでは・・・・
この夏がどんな陽気だったのか・・憶えていますか。
6月の後半から7月に掛け、低温で長雨が続きましたね。
7月の下旬から東京五輪が開催され、8月にはパラリンピックが・・・
分かり切っていたのに・・・なぜ、こんな猛暑が続く時季にスポーツかと
ブツブツ言っていましたね。もちろん、感染者数がなかなか減らない、
そんな時に五輪をやるなんてと・・そもそも五輪開催に反対の人たちも・・
猛暑に便乗するかのように、批判を繰り返していましたね。
いや、五輪開催が良かったのか悪かったのかを申し上げているのではありません。
あの猛暑のおかげで、低温・長雨に悩んだ初夏、ちゃんと育たないのではと
心配していましたが・・・季節は巡るものですね。
今年も・・・老伯父が立派に実った富有柿を届けてくれました。
富有柿だけではありません・・・市場にはあらゆる秋の味覚が溢れています。
それには生産者が空を見上げ、樹木に触れ、消毒などを繰り返しながら
外敵から守り、丹精込めて育てたおかげです。
改めて大自然の摂理の下に生かされていることに感謝であります。
岸田首相・・2日、英国グラスゴーで開催された「国連気候変動枠組み条約」
第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合に出席、演説したことが報じられました。
2日って、時差は別としても、31日総選挙の投開票、自民党の幹事長が小選挙区で
落選、急遽新しい幹事長を決めねばならないなど超多忙の折です。
0泊2日の日程だったそうです。海外に飛んだのは・・・
選挙公約の柱であるグリーン化への覚悟の表れ、政権を担う覚悟を示したのではないか。
そんな評価をしたいものです。
演説では「気候変動という人類共通の課題に日本は全力で取り組む」と表明、
2030年度までに温室効果ガス排出量を13年度比で46%削減する政府目標を説明、
アジアを中心とした世界の脱炭素化に貢献する意欲を伝え。
「先進国全体で、年間1000億ドルの資金目標の不足分を率先して補う」と宣言。
さらに海水面上昇など地球温暖化の影響に適応するための支援を148億ドルに
倍増し、世界の森林保全のため約2.4億ドルの支援も行うとも述べました。
欧州などが全廃を求める石炭などの火力発電のアジアでの重要性を挙げ
新技術の積極活用で排出を抑える方針も示したのですが、欧州との溝は深く、
環境団体などから「本日の化石賞」などいう不名誉な受賞となりました。
私は随分と踏み込んだ発言だったのではと思うのですが・・・
石炭火力の段階的廃止が今回のCOPの優先課題だったことが見抜けていない、
環境省の怠慢ではないか。それを承知で「金」で横っ面を張ったような、方針に
嫌悪感を覚えられたのだとするならば・・・
日本での議論が完全に欧州と次元が違ってしまっているのだと、
自覚せざるを得ないのではないでしょうか・・・
たわわに実る秋の味覚に・・甘えているのかも知れません。Goto
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