社会受容性

空飛ぶクルマ・バイクの開発は日本の新産業・・・
夢物語って実現性を帯びてくると・・批判する人が増えるのは定説です。
SFの世界で移動手段は空を飛びます。運転する必要はありません。
目的地をセットすれば、自動で安全に運んでくれます。
先日、空飛ぶバイク、ホバーバイクが実用化されたとの報道がありました。
開発したのは日本のドローン製造メーカー、エンジンと電動モーターの両方を搭載、
1回の充電で10キロまで加速、40分可能。価格は7700万円だそうです。
値段は夢のようですが、考えてみれば、ドローンの大型と申しますか・・
強力なプロペラが付いて、人を乗せて飛べば良いのです。
日本の航空機製造技術を持ってすればそんなに難しくはないと思うのですが・・・
戦前の話ですが。戦闘機では世界を凌駕したのですから。
でも戦後、GHQは日本の飛行機を全て壊し、国産を禁止しました。
理由は申し上げるまでもありません。その結果、航空機製造のノウハウは消滅しました。
その後、運輸省(現経産省)が紆余曲折ありましたが米国と交渉、製造が可能になりました。
民間の叡智を結集してできたのが、双発のターボプロペラ機・YS-11です。1960年代です。
とても優秀な飛行機で、東南アジアを中心に大量に輸出されました。
2006年に旅客機としての使命は終えましたが、自衛隊の輸送機として活躍しています。
そのノウハウがあれば、昨今欧米を中心に開発が進む「空飛ぶバイクやクルマ」を
国産するのは容易ではないか、そう思うのですが、なぜか、製造はベンチャー企業が多く、
三菱や川崎重工などの大手メーカーは乗り出しません。これからなのでしょうか。
空飛ぶクルマやバイク。交通渋滞の解消・医師派遣・レジャー・観光など用途は様々あります。
三重県では実用化に向けたロードマップを全国の自治体に先駆け初めて作成、
離島や過疎地での生活支援、防災対策、物流の効率化などに生かしていく方針です。
国も経産省・国交省・機体メーカーなどで2018年に官民協議会を設置、
実用化に向け具体化に動き出しています。25年の大阪万博では50キロ程度の圏内で
旅客輸送を本格化させ、30年代には救急搬送や自家用での利用を目標にしています。
空飛ぶクルマ・・・夢物語だったSFの世界が現実化に向け動き始めています。
問題は「社会受容性」です。新しい技術やノウハウを国民が受け入れることができるか
どうかです。騒音・安全性・信頼性への懸念という厄介な代物です。
だいたいが懸念こそが真実とばかり・・・メディアが煽ります。
当局は「社会受容性」が否定的になりますと、必ず「規制」を強化します。
そうなりますと、開発コストが一気に高まり、研究者のやる気や情熱を削ぎます。
この国が国力を衰退させる元凶が「社会受容性」にあると思えて仕方がありません。
「空飛ぶ・クルマ・バイク」・・・時代の趨勢です。日本ならではの開発は可能です。
車に次ぐ日本の新しい産業になります。「社会受容性」が高まること期待します。Goto

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