粘り強い交渉に感謝したいですね。
お寿司は好きですか・・・そんな質問にノーという人は少ないですね。
私の・・・古希を超えた立場でいわせれば・・・
寿司が嫌いな日本人なんているとは思えませんが・・・
寿司を食べない人は、魚が苦手かベジタリアンの方ですね。
新鮮な魚を刺し身で頂くのは海に囲まれる日本人の特権ではと思っています。
寿司の王様は、やはり「マグロ」でしょうか・・・私はネチっとした赤身が好きです。
既に報道でご存知かと思いますが・・・
最近値上がり傾向にあったマグロが値下がりするかもと言われています。
理由は太平洋のマグロを管理する「中西部太平洋マグロ類委員会(WCPFC)」が
年次会合で2022年から大型魚(30キロ以上)漁獲枠を一律に15%増やすことを
決めたからです。
持続可能性な社会・取り分け有限である地球資源への保守が厳しい状況にも
拘らず・・・太平洋地域の増枠は現行の漁獲規制下では初めてのことです。
増枠合意で日本の漁獲枠は732トン増え、5614トンになります。
美味しいと食べている・・・マグロに規制枠があって・・・
制限のなか、漁業関係者が苦労して食卓まで届けてくれていたことを思うと、
増枠とは別に改めて感謝の思いが湧きます。
話を膨らませるわけではありませんが・・・
日常、口にするものは全て、多くの人たちの手を通し生産され、加工され、運ばれ、
更に調理されて目の前に登場するのです。それが社会の恩恵というものだと知れば、
食品ロスが如何に無駄なこと、贅沢なことかと思いませんか。
マグロの話に戻ります。
日本政府・農水省ってことですが・・・18年の資源量データで回復傾向にあることが判明、
それ以降、毎年漁獲枠の拡大を求め続けてきました。7月の国際会議でも
日本は大型魚だけでなく小型漁の漁獲枠を20%増枠するよう提案・・・
そんな苦労が続けられた結果・・米国が前向きな姿勢を示したことで提案が一部認められ、
大型魚の15%増枠が決まったのです。マグロ漁獲高15%増枠決定、そんな報道を、
そうか、マグロが値下がりするのか・・で済ませてはいけない、そんな気がします。Goto
コメント