今年の漢字「金」に思う

一年間を振り返ることはとても厳かなことではないでしょうか。
年末の風物詩でしょうか。ユーキャンの流行語大賞が決まりました。
「リアル二刀流/ショータイム」に決定しましたが「うっせぇわ」などと一緒にされては・・・
大谷翔平選手は日本の至宝です。軽く扱って欲しくないですね。
それと、「今年の漢字」も決まり、清水寺の森貫主が揮毫しました。
東京五輪・パラリンピックで日本勢が活躍した金メダルラッシュを反映して「金」でした。
あなたはどう思いますか。コロナに翻弄されたこの1年間でした。
五輪の金はわかりますが・・・1年の思いが「金」では実につまらないと思います。
1995年に始まり27回目。「金」は2000年・12年・16年と4回目です。
「今年の漢字」はそれぞれの年の世相を現します。何人だか知りませんが、
多くの国民が選んだのです。仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・
「金」を選ぶような殺伐とした国民のものの考え方に虚しさを覚えます。
4回目であることに国民のボキャブラリーの貧困を思います。
「金」にはお金の意味もあり、補助金とか支給金とか、税金を使うことも、
コロナ禍で収入が減ったことも「お金」として含まれているのでしょうかねぇ。
だったら金ではなくて「援」とか「補」じゃないでしょうか。
私なら「謝」ですね。もちろん「感謝」の謝ですが。意味は「おもなう・礼を言う」です。
考えてみて下さい。どれだけの人がコロナに怯え、
他国では信じられないような・・・国民の大半がマスク着用し、休業要請や時短営業に従い。
そしてワクチンを2回、85%近い国民が接種する。世界中でそんな国民がいますか。いませんね。
その結果、としか考えられない。感染者数が激減、コロナ対策に従順に国民が対応して
コロナ禍は収束に向かっているのです。まずはその国民の誠意に「謝」ではないでしょうか。
もちろん、感染の危機と隣り合わせで、コロナ感染者の治療に当たった
医師・看護師・病院関係者に・・心の底から感謝する、その「謝」も入っています。
自分で自分たちのことを「謝」とするのは発想としてないかもしれませんが・・
私は「謝」が今年の漢字だと思っているのですが・・・
流行語大賞にしても清水寺の貫主の揮毫にしても、師走の風物詩かも知れませんが・・
こんなのが師走では如何にも淋しいですね。
やはり、1年を振り返るってことは、国であろうが、個々人であろうが、
もっと、厳かなことではないでしょうか。Goto

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