津波堆積物が・・・日本海溝・千島海溝に地震を予知・・・
TBSの日曜ドラマ・・・「日本沈没」をご覧になりましたか。
ドラマです。矛盾を感じるところは多々ありますが・・・
地球がどんなことになるのか、それは誰も分かりません。
ドラマのように、海底のプレートが変動して日本列島が海に沈むことも想定できます。
内閣府は21日、日本海溝沿いと千島海溝沿いで起きる二つの巨大地震を巡り・・
その被害状況を想定し発表しました。コロナで怯え、寒波に震えるこんな時期に・・・
なぜ、日本海溝地震で約20万人が死亡し、建物が22万棟全壊・消失し、経済的被害額は
31兆円に上る。千島地震では死者10万人、全壊約8万4000棟、被害額16兆7000億円となると
国は発表したのでしょうか。
また、内閣府は「今回の想定を正しく恐れ、早めの避難など防災対策を生かせば、
死者などは最悪の想定から8割減らすことができる」との試算も同時に示しました。
率直な感想です。そんなハズはない、杞憂だということも可能ですが・・・
ドラマで香川照之さんが演じた地震予知学者のような東大地震研究所長によれば、
「巨大地震が今後、起きることは間違いない」理由は青森・東方沖から千葉・房総沖まで
伸びる日本海溝と北海道の十勝沖から択捉沖までの千島海溝に・・これまでの
津波が運んだ土砂が地層になって痕跡を残す「津波堆積物」があるからだと・・・・
震源領域沿岸では12〜13世紀や17世紀などに発生した東日本大震災級の
巨大津波の痕跡が既に見つかっていて・・・内閣府の有識者検討会はこれらの沿岸の
津波堆積物を調査したり、津波に関する記載がある古文書などを分析したりして、
過去6500年間の地震や津波の頻度を探った結果が・・・今回の想定だそうです。
以前なら、地震の予知などあてにならないと思っていましたが・・
今はIT技術が著しく進歩、AIなども参画しての調査・分析です。
なんでこんな時期にではなく、切迫しているからこそ、今なのではないでしょうか。
「正しく恐れる」・・・コロナ疫病で散々聞いたセリフです。
三密を避け、マスクを着用し、手洗いとうがいを徹底する・・・その効果が
感染者の減少だと思うと・・・全く見えないコロナウイルスよりも
地球の地殻変動の方が、見えているのではないでしょうか。
内閣府は、死者数のほとんどを占めるのは津波被害、対策を徹底すれば・・
最悪のケース「冬・深夜」でも日本海溝地震で約3万人、千島海溝で約1万9千人に
抑えられると・・・具体的には、住民の避難意識を高めること。
地震発生直後、東日本大震災では55%が避難した実績からすると・・・
この数値を100%に引き上げること。そして、緊急避難先となる津波避難ビル・タワーの
活用と整備を自治体が進めることです。
日本列島が沈没してしまうなら、海外に移住するしか方法がないのですが・・
地震の津波ならば、逃げれば助かります。
避難意識を高めることは簡単なことではありませんが、
啓発活動を徹底するしか方法はありません。その役目はメディアではないでしょうか。
我が社も発行する「地域みっちゃく生活情報誌」で命の課題として、
発行エリアの沿岸部から啓発活動をしたいと思います。Goto
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