一罰百戒

消費者庁と大幸薬品・・・東京高等裁判所がどんな判断をするのか・・・
オミクロン株はコロナウイルスが生き延びるため、最後のあがきとして
弱毒化しているのではないか、そんな風にオミクロン株の症状を見ている専門家もいる。
素人の私がコメントする立場にはないが・・ウイルスも自然の一部だとすれば、
彼らも消滅するよりは生き残りたいと思うのも、理解できないでもない。
専門家会議・オミ会長は・・・相変わらず医療の逼迫を避けるためと称して・・・
相変わらずと申し上げるのは、岸田政権になって、昨年の秋から落ち着きを
取り戻していた時のこと、第6波に備え、5波の1.3倍の医療体制の備えをすると、
ぶち上げ、補正予算を組んだハズ。でも、オミクロン株に置き換わって
感染者が急増すると、大慌てで「若者は検査などする必要はない症状のみで
診断できるようにすべき」と提言した。
私が理解できないのは、なぜ、欧米諸国と比べ、いつも日本だけが、
医療逼迫、医療逼迫というのかです。日に何十万人もが感染している欧米で、
以前ならいざ知らず、オミクロン株の蔓延で医療体制が不備になり、
医療崩壊をきたしたなど聞いたことがありません。
これは、政治の責任ではないのか。専門家と称する連中の
メガネが曇っているからではないのか・・・そう思えてなりません。
そんな政治や専門家に腹を立てているのは、国民ではなく、
ひょっとしたら、裁判所ではないか。そんな風に思う出来事が起こりました。
「ウイルス・菌を二酸化塩素のチカラで除去」と空間除去をうたった・・
大幸薬品の除菌剤「クレベリン」の広告は根拠がなく景品表示法違反(優良誤認)に
当たるとして消費者庁は20日、再発防止命令を出した。
同社は製薬会社の老舗、胃腸薬「正露丸」は以前は「征露丸」と書いていた。
日露戦争に従軍する軍人の胃腸を守りロシアを制するの意味が含まれていた。
マークも進軍ラッパからラッパのマークで知る人ぞ知る有名な薬を世に送っています。
消費者庁によると、対象の商品はスプレー型や携帯型などシリーズの4商品。
包装に「優れたウイルス除去・除菌・カビ除去の効果を発揮」とうたっている。
6畳ほどの密閉空間での効果を示す論文などが提出されているが、同庁は日常の
生活空間で浮遊するウイルスを除去する根拠はないと判断した。
大幸薬品は昨年11月、同庁から「クレベリン」(シリーズ6商品)に関する
命令案が示されたため12月に命令差し止めなどを求め東京地裁に提訴した。
地裁は今月、置き型の2商品について「効果を裏付ける合理的な根拠がある」として
命令差し止めの仮処分を決定し、消費者庁は残る4商品に命令を出した。
消費者庁と大幸薬品は互いにクレベリンの商品を巡り、東京高裁に即時抗告した。
大幸薬品は今回の消費者庁の命令に対し「高裁での審理が開始される前であり、
極めて遺憾。お客様に心配を掛けることとなり、深くお詫びする」とコメントした。
消費者庁がなぜ、この商品だけを目の敵のように、批判して市場から抹殺しようとするのか。
二つ考えられます。一つは本当の効果のない商品にいい加減な表示をして消費者に
不利益を与えるからとムキになっているから。もう一つは一罰百戒で、この手の
まがい商品が巷に溢れています。それらを取り締まりたいので、スケープゴートにした。
その二つですが。舞台は高裁に持ち込まれています。
高裁がどのように判断するのか・・・
コロナ禍で人心は乱れています。高裁も一罰百戒をするのか
それとも世論に関係なく独自の判断を下すのか・・・注目です。
政治の責任とは申しませんが・・・コロナ禍は様々な問題を引き起こすものです。Goto
一罰百戒とは・・・一人の罪や過失を罰することで、他の多くの人々が同じような
過失や罪を犯さないよう戒めとすること。一つの罰で百人の戒めにする意。

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