悲痛な叫び・・・

バス業界は、戦後最大の危機・人流抑制は合理的なのか・・
早朝ウォーキング、6時前後に同じ道を歩いていますが・・・
肩を窄め、コートの襟を立て、俯きかげんでバス停に並ぶ人たち。
「おはようございます」と大声で挨拶する私を、「こいつ朝っぱらから元気の良い奴だ」と
思われているのか・・・いつも怪訝そうな目で見ます。
次のバス停にも・・・数人が待っています。
バスが来ました。止まります。そして乗り込む人たち・・・
あれぇ・・今日はひとり少ないぞ。乗り終えるとバスは出発します。
後ろから・・・駆けてきました。でも、運転手は気が付かないのか・・
私は思わず、待っててやれよ、と向かってくるバスに手を振るのですが。
私の感覚では、田舎のバス停です。このバス停では誰が乗るのか・・
常連客ならわかりそうなもの、時間通りに運行するのはわかりますが・・
ほんの1分ほどじゃないですか・・・待っててやれよと思うのですが・・無情です。
バス会社では・・こんな乗客をどうするのか。議論になっているのでしょうねぇ。
運転手にホスピタリティがあるかどうかが全てでしょうが・・・
日本バス協会がこんな意見広告を全国紙に打ちました。
バス会社の悲痛な叫びが聞こえます。
バス業界は、戦後最大の危機・・・
一年半以上もの人流抑制により、バス業界は危機的。
路線バスは、維持するために必死でやっているが、民間の努力には限界がある。
貸切バスは、旅行の激減で需要が一気に消えた。これでは、地域のバスの維持が難しくなる。
人流抑制は合理的なのか・・・
ワクチン接種が進み、経口治療薬も供給される中、
人流抑制が、コロナ対策として本当に合理的なのか。
バスなどの交通機関は、換気や消毒など徹底している。
マスクをして交通機関に乗って、クラスターが起きた例は聞いたことがない。
マスクを外したことによる大騒ぎと、交通機関に乗ることを、人流として一緒にしないで欲しい。
バスによる地域貢献・・・
GOTOトラベルについては、細く長く、継続して頂き、ぜひ、マイカーより、
公共交通機関を利用して欲しい。マイカーで移動するだけでは地域の経済への
波及は限定的。バスなど公共交通機関に乗っていただくことが、地域への貢献にもつながる。
と、悲痛な訴えをしています。
もしも、路線バスがなくなれば、住民の足が奪われ、日常生活に支障をきたします。
コロナ対策の人流抑制が原因だとすれば、それは人為的です。
バス利用者が減少しているのはコロナのせいだけではありません。
マイカー社会の必然でもあります。
この意見広告は政府に向かって訴えているのか。
それとも、国民へのバス利用の啓発なのか・・・ただ怒りをぶつけても解決しません。
コロナ禍はバス業界のみならず、実に様々な業種に問題・困難を引き起こしています。
公共性があるからと言って、特別ではありません。
誰もが、ポストコロナを睨んで、それぞれが努力し我慢強く、耐えているのです。
慌てて駆けてくる乗客を待ってやれない・・・そんなバス業界には未来がありません。Goto

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