コロナ第7波

政府には6波を総括し後手を踏まぬように迅速な対応が望まれます。
私は楽観主義者なのかも知れない・・・第6波は来ないと言い張っていたのですから。
でも現実は、重症化率は低かったものの、感染者の数は過去最大となり、
高齢者を中心に死者も多かった・・・第6波は来ないを撤回せねばならない。
幸いにか、それとも政府が意図的かは別として、緊急事態宣言は見送られました。
そして、感染者数が思ったより減らないのにマンボウも全面解除しました。
私の尊敬する医学部の教授は政府がどう対応しようが第7波はそこまで来ている・・・
悠長に構えていては大変なことになる。一日も早く第6波を総括し、
即座に対策と実行が必要だと訴えます。
ノー天気な私は、やはり第7波は来ないのではないか。と相変わらず楽観的ですが。
でも、政府の思惑が、社会経済活動へ舵を切る。景気の後退はこれ以上避ける。
そして感染の拡大はある程度織り込む。医療体制の逼迫については注視するのようです。
であれば・・・我々庶民は、コロナに感染しないように自衛する。疾患についても
医療機関を出来るだけあてにしないで、治癒する方法を自前で考え対応する必要があります。
乱暴な言い方をしますと、急患になっても救急車は来ないと思え・・・です。
第6波の総括・検証です。
1・政府はワクチン接種に迷走した。感染が急拡大した1月、3回目の接種、
3月中旬ですが、目標の1470万人のうち600万人です。その結果、高齢者施設で接種が遅れ
クラスターが多発しました。厚労省は接種期間を当初8ヶ月以上としていたが、
6ヶ月に計画変更、自治体が接種券配布遅れを招き接種が思うようにすすまなかったからです
そうなのです。だれも声高には言わないが、第6波は政府の判断ミス。
人災と言っても過言ではありません。
小児の拡大もそうです。2月下旬から5〜11歳の接種がスタートしたが、
接種率は3%未満のままです。政府が本気で要請しているとは思えない。
3回目から6ヶ月の間隔を空けて4回目の接種が必要なようです。
後手を踏まないで願いたい。今の感染者、ワクチンを接種していない人の方が
圧倒的に重症化しています。ワクチンの接種は必要です。
コロナ禍の切り札は特効薬です。昨年12月に薬事承認したメルク社製も
2月承認のファイザー製の経口薬も、いずれも効果が期待薄のようです。
「汎用性のある経口治療薬はまだ存在していない」それが現実のようです。
先の医学部教授に言わせれば、治療薬は数年ではできない。
ワクチンがこんな短期間に完成した方が不思議だと思うべきだと・・・
早晩、できるでしょうが、第7波には間に合わない。
それと、発熱外来を公表しない医療機関の存在、混乱を招く大きな要因になりました。
2月時点ですが、全国の発熱外来の3割が自治体のHPで名前を公表しておらず、
1部の医療機関に患者が集中しました。この是正は急務です。
厚労省が責任を持って公表すべきです。医療体制の逼迫を防ぐためにも。
これが総括です。
第7波は近い将来、必ずやって来ます。
総括した何点かは政治の力で今すぐに解消できます。いやすべきです。
特効薬については、国内産の完成に向け、予算を倍増すべきです。
政府には次の波への対策をより強化して欲しいと望みます。
感染対策と経済・社会活動を両立する政府の「ウィズ・コロナ」方針・・
間違ってはいません。第6波の経験を無駄にせず後手を踏まぬよう、
与野党、力を合わせて取り組んで欲しいものです。Goto

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