養殖に支援を・・・

寿司ネタにシャコが消えましたね。
寿司が食べられなくなるかも。魚介が異常に高騰しています。
この3年で、スルメイカ、1杯100円が500円に。ウニは一箱(250〜300グラム)
1万8000円と6倍に異常な値上がりです。・・・
2020年漁業・養殖業生産統計によると公海上などの遠洋漁業を含め国内で水揚げされた
海洋水産物の総漁獲量(養殖を除く)はピークだった1984年の3分の1以下に落ち込み、
統計を確認できる56年以降で最小です。84年と比べても詮無きことですが減り方は異常ですね。
そう言われれば、寿司のネタにシャコが消えましたねぇ。赤い卵が美味しかったですが。
要因は三つ。海水温の変動や繁殖周期が変化したことによります。
もう一つは中国などによる日本近海での乱獲です。
それと、もう一つ忘れてはなりません。ロシアのウクライナ侵略です。
日本政府が経済制裁を強めています。21年のロシアからの水産物輸入額は、
全体の1割にあたる1380億円。このうちカニが380億円、ウニ100億円を占めます。
ロシアからの流通が止まれば、値上がりは必須になります。
要因の最大である、気候変動は・・・一朝一夕には解決しません。
持続可能な社会を地球人が求めねばなりません。隗より始めるしかありません。
中国の乱獲問題は、国際的な漁獲規制を導入するしか方法はないのですが・・
ルールづくりとなると利害が対立します。いちばん困るのは日本ってことに
なり兼ねません。でもこのまま価格が上がり続ければ、日本の食文化への影響が
避けられません。ここは目先の利益にとらわれず、世界が強調してルール作りに
取り組むしか方法がありません。日本がリードせねばということでしょうか。
となりますと、解決手段は養殖ですかねぇ。
近大がマグロの養殖を成功させたのはご案内の通りです。
養殖は四方を海に囲まれている日本ならではです。
石巻日日新聞からこんな嬉しいニュースが届きました。
14日女川市場に、今季宮城県内初となる養殖ギンザケが4トン、
18日石巻魚市場に6トンが入荷されました。
ギンザケの養殖は女川町が国内最多の生産量を誇っています。
取り扱いは5200トンになる見込みで、入荷は6月ごろピークになるとか。
最近「みやぎサーモン」として味が違うと人気が急上昇・・我が家の食卓に上るかも。
魚介の高騰を防ぐには価格が安定する養殖しかないのかも知れませんが・・・
ここへの技術革新が今以上に望まれます。同時に養殖には一定の年数と設備が必要です。
なんでも政治のせいのはしたくないのですが・・・呼び水予算はふんだんにと思います。
シャコの養殖は難しいのかなぁ・・・子持ちシャコ、食べたいねぇ。Goto

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