自己変革

西郷隆盛は目覚めるとエィヤーと布団を蹴飛ばして起き上がったと。
人には誰だって不安な心があります。
自分はこのままで良いのか。心を入れ替え成長したい。
そんなことを考えていると・・・言いようのない不安に陥ります。
こんなことを真面目に考え始めると「自分とはそもそも何か」
根本を突き詰めて行くことになる。
禅問答にこんなのがあります。
若僧・・・「どうか私の心を落ち着かせて下さい」と・・・
高僧・・・「分かりました。その心をここに持って来なさい」「落ち着かせてあげよう」
若僧・・・翌朝になり「一晩考えましたが、不安な心を捉えることができませんでした」
高僧曰く「捉えることができないのが君の心なのだ。私は既に君の心を落ち着かせた」
この問答・根本などどこか遠くにあるのではない。自分の人生を構成する一コマ、
一コマが自分のすべてある・・・そのひとつずつを変えれば、自分は自ずと変わる・・
それを教えてくれています。
それにはどうしたら良いのか・・・
師曰く・・・「朝目覚めると布団を蹴飛ばして飛び起きること」
人はいろんな不幸に出会うのは全てがわがまま、気ままな心にあります。
そして、そのわがままは・・・何よりも朝寝から始まる。
説教臭いですが・・・春眠暁を覚えずなどと、朝寝を楽しむ人が意外に多い、
初夏のころです。ですから、敢えて申したいのです。
やるべきことにすぐ手をつける。
一旦始めてしまえば、比較的楽なのですが・・
多くの人はなかなか手をつけられずグズグズしていて時間を浪費する。
何かを始める時、変化を起こす時は脳内で大きなエネルギーを消費するためにグズになる。
克服するには・・・思い切ってやり始めるしかない。
やるべきことがあったら、すぐにやる。
気分が乗らなくても無理やりにでも始めてしまう。
これを繰り返すうちに徐々に脳の構造も変化し、
新しいことにも積極的に挑戦する人間に自己変革できる。
そうなのです。心の不安も朝起きで解決できるのです。
秘訣ですか・・・そんなものはありません。目覚し時計をどれだけ置いても・・・
ただ「やればできます」「さぁ・・明日の朝から早く起きるぞ」と決めて起きれば良い。
自己変革なんてものは・・・早起きさえすれば、できます。ハイ。Goto

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