学校図書館改革

学校図書館ってなぜ、利用されないのでしょうか・・・
学校の図書館って利用したことがありますか・・・・
日本の教育制度は進んでいて、私の時代、昭和30年代には小中高ともに図書館が
ありましたからねぇ。法律で決まっていたのですね。でも私にはほとんど無縁の場所でした。
今も昔と変わらないようで、図書館の利用者って限られているようです。
なぜ、学校の図書館は利用されないのでしょうか。
答えは学校が利用を促すための努力をしないからです。生徒に図書館の良さを教えない。
それが、学校というものなのでしょうか・・・
学校図書館の改革に動いている児童文学評論家がいます。
3日ほどの改革と申しますか、手直しで、1日の利用者が爆発的に増えると話題です。
改革を始める切っ掛けは東京都内の小学校の図書館へ行ったら、本の種類やレイアウトの
酷さにびっくり、整頓されているが「使えない図書館」だと思ったのが理由。
学校側に、そのことを正直に伝えたところ・・・じゃあ直してと頼まれ。
気軽に引き受けたのが始まりだとか。でも図書館の改革ってやり方などどこにも
書いてない、1年半以上試行錯誤。改革後は利用する子どもの数が10倍になったと。
それが原因で、各地の学校図書館の改革を頼まれるようになった。
横浜市公立中学・全校生徒が1000人のマンモス校、月の利用者が5人ほどだったのが、
3日間の改革で350人に増えたそうです。どうしてこんなことになったのか・・・
氏曰く「簡単なこと。サービス精神がなかったから」「居心地の良い部屋に魅力的な
本をたくさん置けば、子どもは自然と足を運ぶようになる」と。
広島・福山市の公立中学の図書館、40年間、本を捨てなかった。図書館というより本のゴミ箱。
本でいっぱい。生徒が過ごすスペースもない。読めなくなった本を処分。
自然科学の本はデータが間違っているものなどは捨てる。読まれる本も変わっていく、
子どものニーズを調べ、読み継がれる古典などは残し、時代にマッチしたものを並べる。
本の分類に至っては、公立図書館と同じ「日本十進分類法」に基づいて並べられるが、
これは大人の分類。子どもの興味や、学んでいる教科や科目も異なるので手直しする。
どこにどの本があるか、一目でわかるようにする。本屋さんの発想ですね。
居心地の良いスペースにするには、カーペットやカーテンを替えたり、
壁に布を貼ったりして部屋の色調を揃えるなど、おしゃれなカフェのように。
ミーティングのコーナーも設けるなど幼稚な飾りはせず「ここが居場所」だと
思えるようなデザインにする・・・なるほどと思います。
氏曰く・・・最近は教育や子育てを公約にする首長が増え、自治体からの依頼が急増だとか。
でも、私に言わせれば、各学校には図書館の担当者・司書がいるはずです。或いは
図書館担当の教師がいるはずです。彼らに図書館を利用させようとの意思がないのが問題です。
子どもが利用する学校図書館に改革する・・凄い人がいるものです。
そこにメスを入れるのはメディアの責任だと思うのですが・・・Goto

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