おもてなしの心で。

長く苦しい日々でした。いよいよ、観光客の入国が解放されます。
昨今の日本の国力、どの角度から見ても期待できるものがない。
経済はどうも芳しくない国際的には二流だといわれています。
知的な評価も学術論文の発表は年々減少、特許申請に至っては三流どころか四流国です。
第四次産業革命といわれるITに至っては欧米は元より、アジア諸国からも2周遅れで
追い付くことは難しいとまで。その象徴が貿易収支の継続的赤字じゃないでしょうか。
資源のない国です。加工貿易(古臭いですね)で稼ぐしかないのですが・・・
自動車を除いてこれといって海外から求められるものがないのです。
ですから・・・昨今の貿易は第一次産業の農産物に注目が集まっています。
それも技術革新、イノベーションを起こして安全と美味しいモノを生産するという
農業革命であれば良いのですが・・・輸出するには生産量が少な過ぎます。
となると・・・この国が外貨を稼ぐには、観光資源しかないってことに。
もちろん、それはそれで重要な産業ですが、私の感覚では「観光産業」が
国の基幹産業になるような国では・・・歴史で食べているエジプトみたいで、
どうも力が入りません。
でもです。コロナ禍前には観光産業での収支が4兆円の黒字になったのですから、
軽く見てはいけませんね。長かったですねぇ。岸田首相が今月の10日から
コロナの水際対策で停止していた外国人観光客の入国を再開すると発表しました。
慎重な岸田首相が参院選前に2年ぶりに鎖国を開くっていうのです。
私の大好きなコロナ村の専門家と称する先生たちは何て言っているのでしょうか。
彼らは相談もされてないのかも知れませんね。国民の不安を煽るだけの連中ですから。
とは申しても怖々です。1日の上限を2万人にして観光客もこの枠の中で。
対象の国・地域は米国や中国、韓国など98ヶ国。この国からの入国者には
入国時検査や自宅などの待機を免除するとのこと・・・
観光庁は24日から実証事業を行なっており、我が岐阜県も合掌造り集落がある
白川郷にオーストラリアから4名が訪れた。コロナ前には100万人がここを訪れていた。
地元ではやっと窓口が開いたと白い歯がこぼれた。
国が衰えることに地方から抗うことはできませんが・・・
せめて地方に足を運んで下さる観光客は、おもてなしの心でお迎えし、
この国の文化や歴史を堪能いただき、何度も訪ねていただけるように努力して
外貨とは申しませんが、国の観光収入の一端を担うことができればと思います。
別件ですが。JALがコロナの影響で運休していた中部国際空港からのハワイ・ホノルル線、
定期便を8月から再開すると発表しました。20年3月以来、2年5ヶ月ぶりです。
この地方から「海外旅行への第一歩」です。人と人の自由で闊達な交流が、
経済を活性化させ、社会基盤を強くします。鎖国の解放を心から歓迎します。Goto

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