エナセラ

紙のように薄い小型リチウムイオン2次電池が開発されました・・・
IT革命・デジタル化の進歩は目覚ましいものがあります。
メタバースの分野ではリアルとネットを一体化する時代はすぐそこまできています。
フェイスブックが社名をメタに変えたのもわかります。
テスラの最高責任者マスクがツイッター社を6兆円で買収するといい、辞めたという。
私に言わせれば、マスクだかウガイだか知らないが、資本があるからと、
なんでも面白がって飛ぶつくんじゃない。本業に身を入れなさいと申し上げたい。
日本ガイシが・・・リチウムイオン二次電池「エナセラ」を開発したと発表しました。
IT革命はAIに象徴され・・人間の頭や心の中に情報という形で入り込んでいますが、
それはあくまでもバーチャルな世界です。
でも日本ガイシが開発した「エナセラ」はセラミックス技術を応用したもの。
すでに量産体制に入っています。「エナセラ」は紙よりも薄い小型ながら無線通信を実現。
高容量、高出力で安全性も高い。コイン型とパウチ型があり、
パウチ型はクレジットカードにも搭載できる0.45ミリの薄さです。
活用方法は無限にあります。IT革命の本命は「IoT」です。全てのモノがインターネットに
繋がって、人々の生活を画期的に変えます。「エナセラ」の活用例です。
ワインボトルに貼り付ける。そして物流サービスに活用する。輸送中の温度や湿度を
電子タグに記録。小型液晶画面で「見える化」し、高品質な商品供給が可能になる。
イタリアから日本までの約10日間の輸送中の温湿度を確認することが可能。
輸送中の衝撃や位置情報も記録できる。「温度管理が必要な生鮮食品や薬品、精密機械などに
お墨付きを与える」こともでき、用途は幅広い。更に充電で繰り返し使えるため
「廃棄物も出ず、繰り返し使えることで、コストの心配もない。」
充電可能なエナセラは、使い捨て電池のように電源の入れ替えを行う必要はない分、
IoTデバイスの持続管理の手間を省くこともできます。
既に介護施設の利用者の背中に装着する見守りセンサーなどに使われています。
子どもの安全が問題になる昨今です。子どもに備えれば画期的です。
将来はカード型の鍵だとか、医薬品や食品の応用にも開発が進んでいます。
IT革命といえばGAFAですが、日本の技術も捨てたものではありません。
日本ガイシの研究開発・技術能力に敬意を表します。Goto

コメント

  1. 種田 剛(オイダツヨシ) より:

    日本碍子もTOTOも、もともとはノリタケボーンチャイナですね。そこには脈々と受けつながれるチャレンジ精神があるのでしょうね。クレジットカードのあの光っている部分もたしか日本碍子さん。陶磁器から先端技術へ。あっぱれです。